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フェリペ・ナッセの後ろ盾、ブラジル銀行がスポンサーシップ終了か

2016年11月26日

 ザウバーF1チームは、フェリペ・ナッセがすでにメインスポンサーを失っており、その事実が来季のドライバー選びに影響を及ぼす可能性があることを認めた。 


 ナッセの支援者であるブラジル銀行との契約更新の交渉が難航していることから、ザウバーはまだ来年のラインナップを決められず、先日ひとまずマーカス・エリクソンの残留だけを発表していた。


 このところブラジル国内では、ジュニアフォーミュラの時代からナッセのキャリアを支援してきたブラジル銀行が、スポンサーシップから手を引くとの報道も出ていた。


 ブラジル銀行の撤退は事実かとの質問に、ザウバーのチーム代表モニシャ・カルテンボーンは、「そのとおりです。銀行からも通知がありました」と答えた。


「彼らは2017年のスポンサーシップに関するプログラムを打ち切りました。私たちのチームのシートに誰が座るかは、まだ決まっていませんし、その(ブラジル銀行の撤退という)事実を含めて、誰を選ぶかを考えることになります。現時点で言えることはそれだけです」


 ナッセがザウバーに残れなかった場合、その空席を埋めるドライバーの候補として最も有力なのは、今季マノーをドライブしたメルセデスの秘蔵っ子、パスカル・ウェーレインだろうと考えられている。


 メルセデスのトト・ウォルフは、ウェーレインの来季の落ち着き先については、ザウバーだけでなく、マノーのオーナーであるスティーブン・フィッツパトリックとも交渉中だと語った。


「今年エステバン(オコン)とパスカルをマノーで走らせる機会を得たのは、すばらしいことだった。彼らの成長ぶりには感心させられた。マノーは彼らにとって、よい修練の場になった」


「来年もマノーの力を借りる可能性はある。私たちはモニシャ、スティーブン、そしてパスカルのマネジメントチームと話し合いをしているが、まだ何も決まっていない。それが現状だ」


 メルセデスのもうひとりのジュニアドライバー、オコンは、すでにマノーからフォース・インディアへ移籍することが決まっている。



(Translation:Kenji Mizugaki)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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