最新記事
- 「アレックスに譲って、ついて行け」一度は拒...
- FIA、V8エンジンの早期復活を望むも、F1マニ...
- 2026年用F1タイヤテストに角田裕毅が参加。4...
- アウディF1がアディダスと契約。公式アパレル...
- 元F1ドライバーのマルク・ジェネ、フェラーリ...
- アイルトン・セナが米国自動車殿堂入り。MP4/...
- フェルスタッペン、今度は“偽名”でなく本名で...
- サインツとの接触で出場停止が近づいたベアマ...
- サインツのペナルティ再審に関する公聴会が決...
- マクラーレンの“入れ替え指示”をトト・ウォル...
- 【F1エンジンアンケート結果発表】過半数が自...
- 「バランスは今年最高のひとつ」「ティフォシ...
F1 Topic:ロン・デニスの退陣がチーム内外に及ぼす影響は?
2016年11月16日
ロン・デニスがマクラーレン・テクノロジー・グループの会長兼CEOの座を退くことが決定した。
強力な発言力を持っていたデニスの失脚は、単にグループ内の長年に渡るマンスール・オシェとの主導権争いに敗れたというだけでなく、チーム内にもさまざまな面で影響を及ぼすものと考えられる。
まず現在、チームの代表的な役割を担っているエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)の立場だ。もちろん、ブーリエにはF1チームとの契約があり、デニスの退陣と直接関係はないのだが、会長兼CEOが変わることで、チーム内での処遇が変わることは十分考えられる。
というのも、マクラーレンの幹部では最近、気になる動きがあった。グループの役員会でデニスの会長兼CEOの契約が更新されないことが決定した10月に開催された日本GPから、なぜか9月にF1チームのCEOに就いたばかりのヨースト・カピートがチームウェアではなく、私服でサーキットで仕事していることだ。
まだ正式にマクラーレンの一員になっていなかった8月末のベルギーGPの際は私服だったカピートは、その翌週に行われた9月のイタリアGPからはチームウェアの着用を開始。その後もマクラーレンのウェアでサーキットに着ていた。ところが、日本GP以降、アメリカ、メキシコと私服となった。そして、ブラジルにはついに姿を現さなくなった。
じつは私服組になったのは、カピートだけではない。かつてF1チームのCEOを務め、現在グループのCOOに就いているジョナサン・ニールも同様である。ただし、ニールが私服だったのは日本GPだけで、アメリカGP以降ブラジルGPまで欠席している。
これはデニスを巡る役員会の動きとリンクしていたものだったのか。それとも、デニスとはまったく関係のない単なる偶然だったのか。もし、デニス退陣が決まって最初のグランプリとなる次戦アブダビGPで、カピートがチームウェアで現れた場合、これは単なる偶然ではなく、デニスの去就となんらかの関連があったと考えるのが自然だろう。そして、もしそうなれば、ブーリエの立場になんらかの変化が訪れる可能性は、十分考えられる。
またホンダPUの独占供給を望んでいたデニスの失脚は、ホンダの供給体制にも大きな変化が訪れることになるかもしれない。すでにブラジルGPではザウバーのモニシャ・カルテンボーン代表が、マクラーレンのチームホスピタリティーハウスを訪ね、エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)と会談している。17年に関しては、ザウバーは16年型のフェラーリPUを使用することをすでに発表しているが、18年以降は未定である。
これ以外にも、デニスの退陣はF1への復帰がウワサされているジェームス・アリソンの去就にも変化を及ぼすのではないかと考えられる。
つまり、良くしも悪しくも、デニスの存在はマクラーレンだけでなく、F1界にとっても、それだけ大きなものだったと言えるだろう。
(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

