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雨でも果敢な走りを見せたフェルスタッペンに、F1チーム上層部から驚きの声
2016年11月15日
メルセデス・モータースポーツのトップであるトト・ウォルフは、ブラジルGPでマックス・フェルスタッペンの驚くべきパフォーマンスを目の当たりにし、F1における物理学の再定義を見たと語っている。
フェルスタッペンはインテルラゴスのひどく濡れた路面でも、1−2を達成したメルセデスの2台に次ぐ3位を獲得。ルイス・ハミルトンはチームメイトのニコ・ロズベルグを打ち負かして勝利をつかみ取り、タイトル獲得への希望をつないでいる。
レッドブルを駆るフェルスタッペンは、素晴らしいオーバーテイクを何度も披露し、ロズベルグ、キミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテルらを攻略した。また2位でロズベルグの前を走行していた際、高速になるストレート上で車体を大きくスライドさせたものの、ポジションをキープ。遅めのピットストップで新品のウエットタイヤに履き替えた後、残り17周で16位から3位まで順位を取り戻すなど、見事な走りを見せた。
若干19歳のフェルスタッペンのレースを、ウォルフは「フェルスタッペンのショーだ! 本当に信じられないようなドライビングで、素晴らしいエンターテイメントだった。物理学が再定義されたようだ」と絶賛している。
フェルスタッペンはグリップのあるラインを探り出し、難しいコンディションをものともせずに、ライバルのアウト側を走行。レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、この走りについて次のように述べた。
「とても特別なものだった。これ以上はありえなかった。コンディションは午後を通してずっと難しかったけれど、レースが始まると、すぐにキミを抜いている。あのターン1に向けての決定的な動きで、彼が真剣にレースをしていたことがわかる。その後のリスタートでは、ターン3でニコに対してかなり大胆に仕掛けていった。あれは、後に起きる出来事の予兆だった」
メルセデスにプレッシャーをかけるため、路面が乾き始めたタイミングでチームはインターミディエイトを選択するという賭けに出た。しかし、それ以前は71周のレースのうち42周にわたって2位を走行している。ホーナーはこの戦略を、以下のように説明する。
「(最初の)リスタートの後は、インターミディエイトが適したタイヤであるように見えた。熱が入れば速く走れることを、これまでに何度も目にしてきたからだ。当初はダニエル(リカルド)に履かせようと考えたが、ファステストを出し始めてコース上では2番目に速かっため、リスクを負うことにはなったものの、マックスの方を変更したんだ」
ところが後に雨が激しくなり、フェルスタッペンは54周目にタイヤをウエットへと変更。表彰台に上がるためには、残り17周で13ものポジションを取り返す必要があった。
「残念ながら徐々に雨が強くなり、最終セクターはかなり困難になっていた。2回目のセーフティカーの後、ポジションを犠牲にするか、より安全なタイヤに変えるかという難しい決断を迫られた。マックスと話し合い、エクストリームを選択した。最後の16周をどうするかは、すべてが彼に託されていたんだ」
「素晴らしいレースをしてくれて、抜くときにもタイムロスは最小限だった。3位でフィニッシュしたことで、素晴らしい才能があることを証明した。今日はマックスの独壇場だったよ」
(Translation:Akane Kofuji)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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| 11/23(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 390 |
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 366 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 366 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 294 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 226 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 152 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 137 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | アイザック・ハジャー | 51 |
| 10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 49 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 756 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 431 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 391 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 378 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 121 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 90 |
| 7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 73 |
| 8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 72 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 68 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |


