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「チームの能力は限界まで向上した」とウォルフ。来季F1のレギュレーション変更には現在も否定的

2016年11月8日

 メルセデスのトト・ウォルフによれば、現行のレギュレーションのもとで、チームの能力は最大限まで向上したという。


 日本GPで3年連続となるコンストラクターズ・チャンピオンを決めたメルセデス。ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのふたりは、再びドライバーズ・タイトルを争い、3年連続のダブルタイトル獲得を目前に控えている。


 しかし、現行のパワーユニットのレギュレーションとなった最初の2シーズンと比べると、今年のメルセデスの成績は圧倒的とまでは言えない。


 19レースを終えた時点で彼らが獲得した679ポイントは、昨シーズンの同時期と比べると24ポイント少ない。


 メルセデスは、2015年は19レース終了時点でフロントロウ独占15回という記録を作ったのに対し、今年は同じレース数の時点で12回だった。また、ワン・ツー・フィニッシュは今年の6回に対し、昨年は12回達成している。


「定期的なレギュレーション変更のサイクルの終盤では普通のことだが、チームの能力は最大限まで向上した。あとは、全てを最大パフォーマンスのぎりぎりまで詰める作業が続くのだ」と、ウォルフは日曜のブラジルGPを前に語った。


「現在、チームはそういう状況にある。だから細部まで詰め切るよう、集中を途切れさせてはならない」


 シーズン中何度か、ウォルフはレギュレーションが変わらないことで、各チームがメルセデスに追いつきつつあることに言及していた。だが、チーム自身の能力が現行ルールの限界まで高まったと認めたのは初めてだ。


 これまでウォルフは、チーム間の能力差が縮まるどころか、更に開くことにしかならない、という理由から、来年のレギュレーション変更に対し一貫して批判的だった。


「我々の力は昨年ほど圧倒的ではないが、これはレギュレーションが変わらないことで、得られるギャップが減ってきた、ということでしかない」と、以前ウォルフは語っていた。


「むやみにレギュレーションを変えるべきでないと、常々言ってきた。そうすれば能力差は縮まり、結果として良いレースにつながるのだ」


「しかし、誰かが来年は新しいことを盛り込もうと決めてしまったおかげで、振り出しに戻ってしまった」とウォルフは述べている。


 また、ドライバーふたりが対等に争えるよう、チームとして最大限尽力することが、拮抗したレースにつながるからだとも考えている。


「我々は、2人のドライバーが全力で戦えるよう最大限の努力をする」


「ニコに関しては、安全策を取り2位をキープさせているのでは、という議論はもう終わりだ。ブラジルGPで勝利すれば、彼は自らの手でタイトルを勝ち取れるんだ」


「同様に、ルイスも逆転タイトルへの希望を手放さないために、自分がなにをすべきか理解している」


「彼は絶対に引き下がらない。だからこそ彼は偉大なドライバーなのだ」


「ファンにとっては本当にダイナミックで興味深いし、素晴らしいことだね」



(AUTOSPORTweb)




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