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F1 Topic:残り3戦。王座を争うふたりを公平に扱う重圧にさらされるメルセデス

2016年10月30日

 メキシコGP決勝レースが、これまでのレースと異なるのは、タイトルに王手をかけたドライバーがいることである。そのドライバーとは、ニコ・ロズベルグだ。タイトル獲得の条件は、ロズベルグが優勝し、ルイス・ハミルトンが10位以下に終わった場合のみである。予選でフロントロウを独占した2人。仮にこのままのポジションでレースが終わればタイトルは決定せず、ブラジルGP以降に持ち越される。


 どちらにしても、タイトルはメルセデスAMGのドライバーが獲得することになるのだが、そのチーム代表的な存在であるトト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター/ビジネス)は、もつれればもつれるほどプレッシャーがかかることとなる。なぜなら、レースで勝者には1人しかなれないのに、ふたりを平等に扱わなければならないからである。


 土曜日の予選後の会見で、「レッドブルのようにタイヤ戦略を2人で分かるという考えはなかったのか?」という質問が出た。それに対して、ウォルフはこう答えている。


「ベストな戦略はひとつしかない。たとえ、スタート前にどちらの戦略がベストわからないような場合でも、レースが進めば、どちらか一方はベストな選択ではなくなってしまう。そのような状況にわれわれふたりのドライバーを置くことはできない」


 すでにコンストラクターズ選手権が決まり、ドライバーズ選手権も2人のどちらかが獲得することが決定しているメルセデスAMGとしては、勝つことよりも優先されるのはチーム内の公平さなのである。


 現在のF1では、レース結果を大きく左右のは、予選ポジションとともにレースでのピットストップ戦略である。メルセデスAMGは日曜日のレースでどのような舵取りをするのだろうか。メルセデスAMGでチーフレースストラテジストを務めるジェームス・ヴォレスは次のように語る。


「メルセデスAMGのレースフィロソフィは、最大限の結果を獲得するという決まりがある。つまり、どちらかが必ず優勝し、もうひとりは2位でフィニッシュさせることだ。優勝することが優先させれるため、ピットストップの優先権は常に前を走っているドライバーに与えられる」


「もちろん、われわれが1-2体制を築いていて、トップと2番手の差が開いて、2番手と3番手が接近しているような場合は、3番手のドライバーにアンダーカットされないように2番手のドライバーを先に入れることもあるが、それは優勝させるためではなく、2番手を確保するためなので、優先権はあくまで前を走っている者が有する」


 つまり、メキシコGPの日曜日のレースで、重要となるのはスタートである。1周目のコントロールラインを通過した者が、勝利に大きく近づくからだ。


 スターティンググリッドから1コーナーまで距離が長いため、トウ(スリップストリーム)を使える2番手のほうが有利ではないかという質問を受けたハミルトンはこう答えている。「ここは標高が高く空気抵抗が低いので、それほどトウが有効に使えないのではないんじゃないかな」


 果たして、1コーナーをどちらが制するか。ポールポジションから1コーナーまでの距離は890m。71周305.584kmで争われるメキシコGP決勝レースの行方を大きく左右する890mとなりそうだ。



(Text : Masahiro Owari)


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