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F1メカUPDATE:ブレーキトラブルが続くハース。ブレンボの“承諾”を得て、マテリアルを変更
2016年10月30日
ブレーキトラブルに悩まされているハース。当初、チーム代表のギュンター・シュナイダーは「マテリアルは変えるが、メーカーは変えない」と語っていたが、金曜日になって「ブラジルGPでカーボン・インダストリー製のブレーキを試す」と語った。
この件に関しては、ブレンボ側も承諾しており、次のように語っている。「われわれは複数のチームにブレーキシステムを供給しているが、ほかのチームでは問題は起きていない。ハースだけ異なるマテリアルというわけでもなかった。ところが、なぜかハースのブレーキディスクだけが壊れてしまう。冷却が問題ではない。ただ単に壊れてしまうんだ」
ハースのブレーキトラブルは開幕前のバルセロナ・テストからすでに起きており、その後中国GPでエステバン・グティエレスが金曜フリー走行でブレーキから出火するトラブルに見舞われた。その後、マレーシアGPでロマン・グロージャンのブレーキディスクが破裂。日本GPでもグロージャンがフリー走行1回目にブレーキトラブルに見舞われ、前戦アメリカGPではグティエレスがトラブルからリタイアしていた。
そこでブレンボはメキシコGPでハースにだけ、ほかのこれまでとは違う安全性に振ったディスクとパッドを供給しており、金曜日までの段階で、ブレーキに関する問題は報告されていない。
ただし、ハースは問題の原因を特定するため、ブラジルGPで別のメーカーのマテリアルを使用するという。ただし、これは問題の特定を図るための措置で、ブレンボ製からカーボン・インダストリー製へ変更することを目的としたものではないという。
したがって、今後もブレンボはハースにキャリパーを含むシステムの供給は行っていくという。「ハースでもキャリパー自体に問題は起きていない」(ブレンボ関係者)ブレーキの管理が難しい高地のエルマノス・ロドリゲス・サーキットで、ハースにブレーキのトラブルが起きないことを祈りたい。
(Text : Masahiro Owari)
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