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「彼は混乱していた」レッドブルF1代表がフェルスタッペンのピットインミスについて説明

2016年10月26日

 レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが自らのレースを破滅させるきっかけとなったピットインミスについて、”彼自身が混乱していた”からだと確信している。


 フェルスタッペンはオースティンで4番手を快走しており、表彰台を狙えるかに思われたが、26周目に予定にはない2回目のピットストップを行った。


 ピットクルーは突然のピットストップに気付かなかったため、フェルスタッペンは13秒を失った。何が起こったのか無線で聞かれたフェルスタッペンは「ピットインするように言われたと思ったんだ。すまない」と答えた。


 それから3周後にフェルスタッペンはギアボックス故障によりリタイアする羽目になってしまった。


「フェルスタッペンは前のラップでピットインの指示を聞いたと思ったらしいが、混乱していたんだろう」とホーナーは語る。


「こんなことは通常あまりないことだ。彼はピットレーンに戻ってきて、『僕はピットレーンにいる』と伝えてきたんだよ」


「我々は考えもしなかったタイミングでドライバーがピットインしてきた場合にタイヤ交換をするのはあまり得意ではないよ」


 フェルスタッペンは無線で何を聞いたと思うかと聞かれたホーナー「彼はそのラップでは何も聞いていないはずだから、何かを聞いたのはその前のラップでのことだろう」と答えた。


「フェルスタッペンにはプッシュするように言い続けていた。ニコ(・ロズベルグ)とのギャップを縮め、アンダーカットしようとしていたからね」


アメリカGP決勝でリタイアを喫したフェルスタッペン
アメリカGP決勝でリタイアを喫したフェルスタッペン

 しかしながらホーナーは、それがピットインの指示と解釈されることなど起こり得ないと述べた。


「プッシュの指示は前のラップでのことだから、彼はピットを通り過ぎるはずだった」とホーナーは述べた。


「どこからの指示なのかわからない」


「フェルスタッペンにとって残念なことだ。レースはとても順調だったのにね」


「彼はキミ(・ライコネン)にいいところまで迫っていて、25周目まではうまく行っていた。結局はリタイアとなったから、それも無に帰したわけだがね」


 フェルスタッペンのトラブルはメルセデス勢のタイトル争いを有利にしてしまった上、フェルスタッペンのリタイアによるVSC(バーチャルセーフティカー)導入により、ルイス・ハミルトンの後ろで2番手を狙っていたチームメイトのダニエル・リカルドの順位を下げてしまうことになった。


 フェルスタッペンがほぼ1周を走り終えようやくマシンを止めた後、31周目にメルセデスはVSCを利用してふたりのドライバーに2回目のピットストップを行わせた。


 リカルドは2回目のストップをその6周前に行っていたため、ロズベルグが順位を上回り2位でフィニッシュすることになった。


「これは起こりうるケースだ」とホーナーは考えている。


マックス・フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン

「ことがうまく進んでいたら、我々はニコのポジションにいられただろう。彼は36周目か37周目でソフトタイヤに履き替えていただろうからね」


「そして我々のペースにはアドバンテージがあっただろうから、ニコはVSCのおかげで2位になるかわりにその順位を争わなければならなかっただろう」


「ニコをマックスにアンダーカットさせるチャンスがあったということは、タイヤのアドバンテージがあったとしてもニコは二台のマシンを抜かなければならなかったかもしれないということだ。」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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