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F1マレーシアGP予選トップ10ドライバーコメント

2016年10月2日

 2016年F1第16戦マレーシアGP、予選トップ10に入ったドライバーたちが予選日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1位


 最高の気分だ。今のマシンの状態がものすごくうれしい。チームの皆がいい仕事をしてくれたおかげで、今週末これほどのパフォーマンスを発揮できている。マシンからいいパフォーマンスを引き出すことができ、すごく満足だ。


 シンガポールとは大違いだ。前戦ではうまくまとめられたのはわずかなラップだけだった。でもここではたくさん走りこんでいるし、セッションごとに向上することができた。おかげですごく快適に走れた。


 最後の予選ラップで今週末初めてターン1でロックアップした。つまりもっといいタイムを出せる余地があったということだ。それを示せなくて残念だけど、それでもポールは取れたし、明日に向けていい感じだよ。先週の土曜からここにいて、しっかり準備できているし、週末を通して速さがある。


 どういうレースになるのか予想するのはまだ早い。でも、今週末のようにうまくいっていると、たいていは日曜に有利な流れになる。そのパターンが続くといいね。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位


 ポールを取ったルイス(・ハミルトン)におめでとうと言いたい。今日は彼の方がいい仕事をした。最後のラップには彼のタイムに近づけたけど、最終コーナーでコンマ2、3秒ロスした。残念だ。


 でもフロントロウからのスタートなので、満足できる。今年は、スタートにチャンスがあり、予選がそれほど重要じゃないというケースを見てきているしね。ここのようにオーバーテイクが可能なコースならなおさらだ。


 だから明日に向けて自信を持っている。ペトロナスの友人たちとマレーシアに、素晴らしいレースを提供したい。


■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=3位


 ここに来る前は、厳しいレースになると考えていた。でも今、マシンバランスはいい状態だし、ロングランもよさそうだ。そしてショートランのペースも大きく向上した。


 フロントロウのメルセデスにかなり近づくことができた。新しい路面を走るのは楽しいし、マシンがとてもよく機能している。


 ふたりでフェラーリに勝ち、グリッド2列目を確保できた。今日の仕事には満足していいと思う。


 ここ3戦か4戦における金曜のロングランペースでは今回が一番いいし、マシンをあまり変えていないから、明日も同じ調子を維持できるだろう。


 シンガポールの後にチームと話し、マシンにいくつか変更を加えた。それがうまく効果を見せているようだ。この調子でさらに向上していきたい。クラッチを少し変えたから、明日、改善が見られるかどうか確認できるだろう。今のところ、すべてがいい感じだ。セットアップの感触はとてもいいし、決勝日にできる限りいい状態で臨めるよう、今夜あらゆることをチェックする。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=4位


 ものすごくエキサイティングな予選だった。とてもクリーンなラップを走れたと思う。最初のふたつのセクターではかなりプッシュして、タイヤの力を引き出していたんだけれど、最終セクターではトラクションに苦しみ、少しタイムをロスした。


 でも昨日の位置から考えると大満足だよ。昨夜、たくさんの変更をして、それが今日間違いなく効果を発揮した。走っている時の感触がかなりよくなったんだ。


 マックス(・フェルスタッペン)の昨日のセッションを見て分かるとおり、僕らのレースペースはよさそうだ。明日は面白い表彰台争いになりそうだよ。なんとかフェラーリの前の位置を守りたいね。彼らはここでタイヤをうまく使えるけど、僕らは決勝に1セット余分にソフトタイヤを持っている。それが有利に働くはずだ。 
 
 チームでグリッド2列目を独占したから、明日はいいレースができるはずだよ。


(F1iに語り)決勝ではメルセデス勢をターゲットにできればうれしいね。とりあえず、フェラーリの前をキープしたい。でもメルセデスがそれほど遠くなければ、追いつくことを目指すよ。 


(フェルスタッペンにわずか0.047秒差で敗れたことについて)正直言って僕はすべてを絞り出した。最終セクターがベストの出来だったとは思わないけど、ミスがあったわけじゃない。自分のラップにとても満足している。マックスに少しの差で負けたが、ふたりともかなり高いレベルで走ったと思う。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=5位


 タイトな戦いになるのは予想していたけれど、最終的には僕らが優勢になると思っていた。だからレッドブル2台に敗れたことにがっかりしている。単純に彼らは僕らより速かった。


 大きくロスしたわけではなく、0.1秒を少し超えるぐらいだったが、それでこういう順位になった。データをチェックして、この差を埋めることが可能だったのかどうかを調べてみるよ。


 あと1列前に行きたかった。メルセデスのすぐ後ろの2列目に並びたかったんだ。でも決勝では速さを発揮できるはずだ。明日は戦略も重要になる。


 オーバーテイクも可能だ。全員がハードタイヤを使わなければならないから、面白いことが起こるかもしれないよ。マレーシアは雨が降る可能性もあるし、熱もひとつのファクターになる。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=6位


 最後のアタックまではとてもスムーズにいっていたんだけどね。最後のランのアウトラップでトラフィックに遭い、最初のふたつのコーナーでタイヤをうまく機能させるのに苦労した。それで少しワイドなラインになってしまった。


 まずまずの予選セッションだったのに、最後がうまくいかないというのはがっかりだ。マシンのハンドリングはオーケーだったから、もう少しいい結果を期待していた。でも明日はもっとうまくやれるよう努力する。
 
 レースでは何が起こるか分からない。グリッドは理想的な位置ではないけれどね。ターマックが新しいから、どのタイヤがベストで、どれだけ持つのか、予想しづらい。コンディションに大きく左右されるだろう。ベストを尽くして、決勝でそれがどういう結果につながるのか見ていこう。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=7位


 自分たちのパフォーマンスにとても満足している。完璧な予選を走ることが非常に重要で、僕らはそれができたと思う。チーム全体の、とてつもない努力の結果だ。


 予選は全車のラップタイムがとても近く、全体が激しいバトルになっていて、僕もアタックするごとに最大限の力を出さなければならなかった。Q2最後のランで小さなミスをして、Q3進出を逃しかねなかったけれど、幸運なことに先に進むことができた。
 
 今日こういう結果を出せたことで、明日ポイント獲得をかけて戦える、いい位置をつかむことができた。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=8位


 今日の展開と、レースでのスターティングポジションにはかなり満足している。トップ3チームが前3列を独占した今回は、7番手と8番手が僕らに成し得る最高の結果だった。


 最終的に、僕のアタックラップは7番手につけられるほど良いものではなかったね。予選開始時点では快適に、良いリズムで乗れていたけれど、Q3になるとその感触を少し失ってしまった。コースが冷えたせいだと思うので、今夜原因を調べてみる。 


 それでも8番手は明日のレースをスタートするのに良い位置だ。トップ集団の後ろは接戦になるだろう。マシンを前方に留め、何かが起きたらそのチャンスを活かしたいと願っている。僕らが優先すべきはポイント圏内で走ることと、レースで最大限の結果を得ることだ。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ジェンソン・バトン 予選=9位


 今日の予選は本当に楽しかったよ! 前とのタイム差が0.029秒っていうのは残念だが、悪くない結果だ。8位か9位をつかめそうだったけど、最終的に9位だった。この結果には満足している。 


 Q1ではトラフィックの問題に直面した。クイックラップのターン9入口でエステバン・オコンに引っ掛かり、ブレーキングを遅らせなければならなかった。予選でそんなことしなければならないなんて間違ってる。


 ターン14でルノーの後ろでダウンフォースを失い、小さなスピンをしたし、Q1は忙しかったね。


 昨日のプラクティスの後、マシンをかなり改善することができた。チームは素晴らしい仕事をしてくれたよ。今週末、快適に走れたのは、予選が初めてだった。 


 決勝ではいい走りを披露できるだろう。明日は周囲のマシンと戦うことができるはずだよ。できない理由はない。
 
(Q1のトラフィックについて語り)スピンしたけど、それをケビン(・マグヌッセン)のせいにすることはできない。ただ、計測ラップで何度もトラフィックに遭って、引っ掛かったのは彼で5人目だった。それでいらいらしていた。


 次のアタックでは前にオコンがいて、彼はターン9のブレーキング中、全くラインからどかなかった。アウトラップだったというのにだ。仕方なく僕はブレーキングを遅らせて、彼のインに入った。
 
 僕らのチームは、後ろから他のクルマが来たら、きちんとドライバーに教えてくれる。1秒ごとのカウントダウンでね。他のチームは、ちゃんと見ていないのか、ドライバーが聞いていないのか、どちらかみたいだ。
 
(F1iに対して語り)フォース・インディアの速さを考えれば、予選9位は悪くないよね。それにウイリアムズ2台に勝てた。明日も彼らとレースできるはずだよ。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 予選=10位


 予選は順調だった。でももっと上の順位を期待していた。Q2では速さがあったが、コンマ2、3秒差の接戦だった。残念ながら可能だったはずのポジションより3つ下になってしまった。 


 でもレースは明日だ。戦略、ペース、天候、そういったすべてが僕らのプラスに働き、いいレースをする助けになるよう願っている。やれることは何でもトライしていくつもりだ。



(AUTOSPORTweb)


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