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ライコネン、「さすがは元ワールドチャンピオン」とチーム代表に絶賛される
2016年9月25日
フェラーリのチーム代表、マウリツィオ・アリバベーネは、キミ・ライコネンのシンガポールGPでのパフォーマンスについて、「さすがは元ワールドチャンピオン」と思わせるものだったと激賞した。
ライコネンはルイス・ハミルトンと3位争いのバトルを繰り広げ、ハミルトンのミスを突いて一度はオーバーテイクを成功させたものの、その後、ピットストップのシークエンスにより順位を取り返されてしまった。結局、ライコネンは2戦連続の4位でレースを終えたが、シンガポールでは週末を通じて、チームメイトのセバスチャン・ベッテルに優る位置を守り通した。
今週末のマレーシアGPを迎える時点で、ライコネンはベッテルに対し、ドライバーズ選手権でもわずか5ポイント差に迫っている。昨年のこの時期、ライコネンは3勝をあげた僚友に113ポイントの大差をつけられていた。
「キミに関して言えば、さすがは元ワールドチャンピオンと思わせるパフォーマンスを見せた」とアリバベーネは言う。
「彼は本当にいいドライビングをした。特にハミルトンに対するオーバーテイクは、相手の小さなミスを突いたものとはいえ、すばらしいものだった。実際、(ハミルトンでも)背後からプレッシャーをかけられれば、ミスをしてしまうことはある。キミは豊富な経験からそれを感じ取ったのであり、その点で見事だったと思う」
また、アリバベーネは、フィールドの最後尾から追い上げ、5位でフィニッシュしたベッテルのパフォーマンスも褒め称えた。
「セバスチャンも文句なしのレースをして見せた。選んだ戦略も正しかったし、彼がそのアドバンテージを最大限に活かしてくれた。まさかあそこまで行けるとは思わなかった」
ライコネンのハミルトンに対するオーバーテイクは、スタート時の順位変動を別とすると、2016年にメルセデスがコース上で追い越しを許した例としては、わずか6回目だった。
中国では、ハミルトンが1周目の接触でマシンにダメージを負い、クルマが「4本脚のベッドのようにギシギシ揺れていた」と彼自身が表現したような状態で、ダニエル・リカルドとライコネンにパスされた。
また、ハミルトンはアゼルバイジャンGPのバクーで、予選での度重なるミスにより10番手グリッドからのスタートを余儀なくされ、レースではバルテリ・ボッタスに抜かれてしまった。その後、ボッタスはまったく同じ形で、マックス・フェルスタッペンもとらえている。
モナコのレースで、優勝したハミルトンとは対象的に「謎のスピード不足」に悩まされたニコ・ロズベルグは、フィニッシュライン直前でニコ・ヒュルケンベルグにかわさて、6位の座を奪われた。
そして、シルバーストンでは、まだ路面が湿っている状況のなか、フェルスタッペンがロズベルグに対し、べケッツのアウト側から見事なオーバーテイクを成功させている。
(Translation:Kenji Mizugaki)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

