F速

  • 会員登録
  • ログイン

ホンダ、2チーム目へのPU供給を見据えて英国F1活動拠点を拡張

2016年9月24日

 ホンダF1総責任者の長谷川祐介氏は、将来的に複数チームにパワーユニットを提供できるよう、ミルトンキーンズに位置する活動拠点を拡張したことを明らかにした。


 ホンダは、2016年向けにレッドブルが同社製PUの獲得を試みていたことを受け、今後供給先となるチームを増やす考えがあるという。供給先についてはホンダに交渉権があるものの、マクラーレンが利益にならないと判断した場合は、拒否権を行使できるとされている。

ホンダF1総責任者の長谷川氏と話すマクラーレンCEOロン・デニス。2チーム目供給にはマクラーレンの許可が必要だと言われる。
ホンダF1総責任者の長谷川氏と話すマクラーレンCEOロン・デニス。2チーム目供給にはマクラーレンの許可が必要だと言われる。

 ホンダは現在、開発リソースをワークス契約を結ぶマクラーレンに注ぎ込んでいる。しかし、今年の夏に完了したイギリス拠点の拡張は、将来に目を向けるためのものだと推測される。


「(いまは)他のチームに提供できるほどリソースに余裕はないが、そういったマニュファクチャーになっていくべきです。リソースと組織を強化しなければならない。来年の終盤には、他のチームにもエンジンを供給する準備ができたと発表することになるかもしれないので、準備が必要なんです」


「ミルトンキーンズには、すでに大きなファクトリーを新設しました。巨大とまでは言いませんが、十分な広さはある。2チーム目にもエンジンを供給すると決めた場合、エンジニアなどの人材を新たに雇い入れることになるでしょう。十分な数の机を用意してありますよ!」


 2015年に苦いF1カムバックを果たしたホンダは、今シーズン確実に前進を遂げ、メルセデス、フェラーリ、ルノーといったライバルたちとの差を縮めつつある。7月にはカルロス・サインツが、「トロロッソの1年落ちフェラーリ製エンジンに、ホンダはかなり近づいている」と話していた。


 長谷川氏本人は「旧型のフェラーリ製エンジンより少し良い」と評価しているが、現行のルノーやフェラーリには大差があることを認めた。これまでのところ、ホンダエンジンの供給について他のF1チームから正式なリクエストはない。ただし、非公式な話し合いは行っているという。


 マクラーレンのライバルとなるチームが、ホンダエンジンに興味を示したことがあるかと聞かれると、「長期的な話で言えば、あります」と答えた。


「実際、ホンダが(他チームに)エンジンを供給する可能性はあるかというのは、多くの人に聞かれますが、それはただの会話にすぎません。確固としたビジネスの話ということであれば、まだ何もありません」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

11/7(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/8(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
11/9(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号