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【F速プレミアム】ライコネン観察日記・不本意な結果となっても前向きに「いつか必ず勝てる」

2016.09.15

 伝統のスパとモンツァでは、不本意な結果に終わったキミ・ライコネン、それでもモチベーションが衰えることなく前を向いてポディウムを目指す……長年ライコネンの「番記者」を務めるフィンランド人ジャーナリストのヘイキ・クルタ氏が見た、アイスマンの言動をお送りするF1速報web限定連載。キミさん、最近は私生活の充実でちょっとフレンドリーになっている模様。

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 F1カレンダー中の白眉とも言うべき、伝統のスパとモンツァでのレースが終わった。言うまでもなく、この2連戦ではキミ・ライコネンの活躍が期待されていたが、いずれも結果はアイスマンの望みには遠く及ばないものだった。

 ご存知のように、ライコネンは彼が得意とするスパで、ポールポジションまであと少しというところまで迫った。だが、最後のシケインでのミスでニコ・ロズベルグのタイムを上回るチャンスを逸し、0.2秒差で3番手に甘んじたのだ。ちなみに、キミが最後にポールを獲ったのは、8年以上も前の2008年フランスGPまで遡る……。

 そして、ベルギーでの通算5勝目を目指したライコネンの希望は、スタート直後のターン1で打ち砕かれた。チームメイトのセバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンに左右から挟まれる形で接触し、マシンにダメージを負ったのだ。結局、キミは失意の9位でフィニッシュを迎える。ベッテルは、レース後に接触の原因を作ったことを謝罪したが、いくら謝られてもライコネンの今季最大の失望が癒えるわけではなかった。


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