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トロロッソを追うハース、シンガポールGPで今シーズン最後のアップデート投入
2016年9月13日
ハースは今週末のシンガポールGPで、アップグレードパッケージを投入する。これは彼らにとって今季最後のアップデートになり、その後は2017年に向けた開発に専念するという。
アメリカを本拠地とする新規参入チーム、ハースは、シーズン序盤戦で力強いパフォーマンスを示し、開幕からの4戦のうち3戦でポイントを獲得した後、オーストリアでもポイントフィニッシュを記録した。そして、一時成績が低迷した時期はあったものの、夏休み明けにはロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスが、いずれもあと一歩でトップ10という位置で戦ってみせた。
予想を超える序盤戦の活躍の後、彼らは2年目にスランプに陥るのを避けようと、来季に向けたプランに力を入れ始めたとも言われている。しかし、このシンガポールで投入予定のアップデート(フロントウイング、フロア、ブレーキダクトを含む)は、かなり前から計画されていたようだ。チーム代表のギュンター・シュタイナーは、次のように語っている。
「今年のクルマの開発は、2カ月以上も前に完全に終了した。今回のアップデートは風洞実験のデータによるもので、実際にパーツを作るのに少々時間がかかった」
「来季に向けての準備に十分な時間をかけたいので、2016年のクルマに関しては、これが最後のアップデートになる」
「(空力のアップデートの成否を)シンガポールで判断するのは難しいが、学習のためにもここで導入したかった。シンガポールは、いずれにしてもギャンブル的な要素の強いレースになるから、このパッケージが機能するかどうかを確認しておいて、その後のレースで存分に生かせるようにしたい」
ハースはモンツァで、フェラーリのワークスチームと同時にエンジンのアップグレードを行い、戦闘力を高めることができた。それもあってシュタイナーは、トロロッソに挑戦してコンストラクターズ選手権7位の座を奪うことに目標を置いているが、残り7戦で17ポイントの差を縮めるのが容易ではないことは、十分に承知しているという。
「何とかトロロッソに追いつこうと努めている。だが、上位の5チームにトラブルが起きない限り、私たちがポイント圏内に入るのは難しい。そして、10位でフィニッシュできたとしても、獲得できるのはわずか1点で、トロロッソとの間には17点の差がある」
「過去3戦では、トロロッソより私たちのほうが競争力は高かった。それは結果を見れば明らかだ。私たちは着実に進歩してきたが、問題はトロロッソに勝てるかどうかではなく、さらにその上のチームにも勝たないとポイントを獲れないことにある」
(Translation:Kenji Mizugaki)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

