F速

  • 会員登録
  • ログイン

ザウバー、ようやくアップデート投入もPUトラブル。フェラーリに改善を要求

2016年9月2日

 ザウバーは、F1ベルギーGPではフェラーリ製パワーユニットに相次いでトラブルが発生したために、アップデートパーツの成果を確認できず、レースで妥協を強いられたという。


 チームは今シーズン序盤、財政難によって消滅の危機に瀕していたが、新たなオーナーを得てマシンの開発が進められるようなった。スパにはショートノーズの新フロントウイング、フロア、ディフューザーとリヤブレーキダクトを持ち込んでおり、代表のモニシャ・カルテンボーンやフェリペ・ナッセ、マーカス・エリクソンらも進歩を実感していた。


 しかしエリクソンは冷却システムに問題を抱え、エンジン交換を強いられたため、レースはピットレーンからのスタートに。ナッセにもミスファイアのトラブルが発生。カルテンボーンはベルギーGPを振り返り、以下のように語っている。 


「パワーユニットに様々な問題が発生し、妥協を余儀なくされ、難しい週末になりました。空力パッケージは期待の持てるものでした。空力特性が良い方向に変化したことは見て取れたものの、こういった問題に悩まされるのは、良いことではありません」


「妥協の原因の多くは、我々に由来するものではないので、くやしいです。予選ではマーカスのマシンにトラブルが集中しました。良いアタックでスタートを切ったにもかかわらず、エンジンパワーの問題が発生した。エンジンサプライヤーが、モンツァの前に問題を解決してくれることを望みます」


 エリクソンは2周目に6速ギヤを失い、リタイア。ナッセは11位まで順位を上げたものの、デブリによるパンクで苦戦を強いられた。結果としては下位に沈んだが、アップデートを投入したことで状況は楽観的になっているとナッセは話す。


「前進が見られた。マシンのフロント部分が強化されている。リヤのグリップとダウンフォースが不足していることは事実だが、ダウンフォースをフルに生かすようなセッティングで走るサーキットなら、より良い結果を得られるかもしれない」


 エリクソンもアップデートの効果を感じており、「金曜日は2度のセッションで2台がともに15位以内に入り、期待の持てるものだった。中団グループに近づけるパッケージを持ち込めたことが良かったね。フロントエンドの強化が最も大きな変化で、それが大いに機能している。パフォーマンスの向上はアップデートのおかげだ。有望な兆しを見せてくれたし、このパッケージからは、より多くを引き出せると信じている」と語った。



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

6/27(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/28(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/29(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号