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「名人芸」見せたアロンソが唯一の満点:英誌全ドライバー評ベルギーGP編
2016年9月1日
英AUTOSPORTが2016年第13戦ベルギーGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。今回は最高点10点が、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソのみに与えられた。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
今回は10点がひとりに、9点がふたりに与えられた。
■「アロンソは自分より速い車と戦い、不可能と思われた入賞果たす」
今回10点満点の評価がなされたのはアロンソひとりだった。アロンソはアップグレードされたパワーユニットにトラブルが続き、予選で1周も走ることができず、最終的にエレメント交換により60グリッド降格のペナルティを受けて最後尾22番グリッドからスタートした。
しかしスタート直後の事故やクラッシュによる赤旗などによって訪れた、ポジションアップのチャンスを巧みに生かし、最終的には7位入賞を果たした。
「アロンソは、見事な名人芸という他ないパフォーマンスを発揮した。最後尾グリッドからのスタートだったため、ポイント獲得のチャンスは皆無だと考えられていた。しかし序盤の混乱を巧妙に避け、幸運を戦略に生かして4位まで上がった」と寸評に記されている。
「その後、自分より速いマシンを相手に大変な困難を強いられながら、ポジションを守るために必死に戦った」
「ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、セルジオ・ペレスには抜かれてしまったものの、フェラーリ1台(キミ・ライコネン)と2台のウイリアムズに、彼らよりも遅いマシンで勝ってみせた」
チームメイトのジェンソン・バトンは予選Q3に進出、9番手を獲得。しかし決勝では1周目にパスカル・ウェーレインに追突され、早々にレースを終える結果になった。
「ホンダエンジンが大きくアップデートされたものの、ベルギーでのMP4-31はトップ10に入れる力を持ったマシンではなかった。それにもかかわらず、バトンは自身で『キャリアベストのひとつに入る予選ラップ』と表現するほどの渾身の1周で、9番グリッドを確保した」
「彼は決勝で非常にいいスタートを切ったが、不運にもラ・スルスでポジションを落とし、レ・コームでケビン・マグヌッセンと激しいバトル中にウェーレインにヒットされ、早々にレースを終えなければならなかった」
■あと一歩で初表彰台だったヒュルケンベルグ
9点と評価されたのは、メルセデスのニコ・ロズベルグとフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグだった。
ロズベルグはポールポジションから今季6勝目を飾った。
「スパでロズベルグはやるべきことをすべてやってのけた。最大のライバル(ハミルトン)が難しい週末に直面するなか、ロズベルグは彼自身の仕事をきっちり成し遂げた」
「決勝は完璧だった。しかしライバル不在という点で満点にはならなかった」
ヒュルケンベルグは7番グリッドからスタート、4位を獲得した。
「一時は、ヒュルケンベルグがついに初表彰台を獲得するかに思えたが、ハミルトンが追い上げてきたため、現実的には4位がヒュルケンベルグにとって可能な最大限の結果だった」
「赤旗の後、完璧なタイミングでピットイン、2回目のピットストップの後、後ろのアロンソからポジションを守るためにアグレッシブに戦った。予選でもセルジオ・ペレスに勝てた可能性があったが、Q3でエンジンの問題に見舞われた」
■最高のフェルスタッペンと最低のフェルスタッペン
21番グリッドから3位まで追い上げたハミルトンは8点。「見事な走りをしたが、同時に他人の不運によって順位を上げられた部分も大きかった」と評された。
1コーナーのクラッシュやライコネンへの防御の仕方によって再び話題を集めたフェルスタッペンは7点。
「最高のフェルスタッペンと最低のフェルスタッペンが見られたスパだった。FP3をトラブルで走れなかった後の予選2位は素晴らしかった。しかしスタート失敗後にリカバーしようとした際の動きはアグレッシブすぎたかもしれない。それで不運にも1コーナーでフェラーリ勢と接触した」
「ケメルストレートでのライコネンへのディフェンスは限度を超えていた。フェルスタッペンは真のファイターだが、自身で注意しなければ、その容赦ない一面によって破滅するだろう」
ベッテル(「予選でチームメイトより遅かった」)とライコネン(「決勝で接触により後方に下がった後、ベッテルほどうまく自分より遅いクルマを抜いていくことができなかった」)も7点の評価を受けている。
■ベルギーGP 全ドライバーへの評価点
英AUTOSPORTによる2016年第13戦ベルギーGPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:8点
ニコ・ロズベルグ:9点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:7点
キミ・ライコネン:7点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:6点
バルテリ・ボッタス:7点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:8点
マックス・フェルスタッペン:7点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:9点
セルジオ・ペレス:8点
■ルノー
ケビン・マグヌッセン:7点
ジョリオン・パーマー:6点
■トロロッソ
ダニール・クビアト:7点
カルロス・サインツJr.:8点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:6点
フェリペ・ナッセ:6点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:10点
ジェンソン・バトン:7点
■マノー
パスカル・ウェーレイン:7点
エステバン・オコン:6点
■ハース
ロマン・グロージャン:7点
エステバン・グティエレス:6点
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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1位 | オスカー・ピアストリ | 346 |
2位 | ランド・ノリス | 332 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 306 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 252 |
5位 | シャルル・ルクレール | 192 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 142 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 89 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
10位 | アイザック・ハジャー | 39 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 678 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 341 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 334 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 331 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 59 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 48 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
第23戦 | カタールGP | 11/30 |

