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その道23年。プーマ・モータースポーツのマネージャーに聞く最新ギア事情(3)
2016年8月24日
近年、モータースポーツ界において多くのドライバーやチームが愛用するギアブランドがある。それは、サッカーや陸上など他のスポーツでもおなじみのブランド、プーマだ。1990年代後半からモータースポーツに参入しメキメキとシェアを拡大。いまや日本を含め多くのチームが愛用しているが、そんなプーマ・モータースポーツのセールス部門の実質的なトップである、『レースウェア・シニアセールスマネージャー』を務めているブルーノ・ヴァリエンティが日本のモータースポーツマーケットのリサーチとスーパーGT第5戦富士を訪れるために来日したので、彼に話を聞くことができた。
今回は、レーシングギアのカテゴリーによるカスタマイズと、気になる最新のギア事情について聞いた。
■カテゴリーにおけるカスタマイズは「それほどない」
ここまで、F1でレーシングギアをサポートし続けたブルーノにモータースポーツの“道具”に何が重要なのかを聞くことができた。では、プロドライバーはさまざまな車両をドライブすることになるが、それによってレーシングギアの部分で何か変化はあるのだろうか。
「基本的にそれほど大きな違いはない」とブルーノは語る。

「ただ、レースの種類やサーキットのタイプによってブレーキングの強さや頻度が異なるため、その都度レーシングシューズのソールに鉄板を入れたり(!)、強化したりすることがある。そうやって対応しているんだ」
「また、グローブについては、近年はパドルシフトが多いが、シーケンシャルシフトの場合はレバーを操作しなければならない。そうすると、モノコックに手を打ち付けてしまうことがあるんだ。そのため、クッションとなるパッドを外側につける。レースによって配置も異なるからカスタマイズしているが、基本は同じだよ」


■軽量化と安全性の攻防
近年のレーシングスーツは、機能性も高まり重さもどんどんと軽減している。「最近のフォーミュラカーでは“ライトウェイト”というのが極めて重要にテーマになっている。100gと言わず、ほんの数gでも軽いほうが燃費に繋がるので、道具の軽量化が求められている」とブルーノも語る。
「プーマの方向性としてもライトウェイトを重視しており、より少なく薄い素材でシューズを作るというので、その部分の耐火性が担保されているかどうか常にFIAによってチェックされている。奇抜であればあるほど目につきやすくなるので、検査にひっかかりやすくなるが、ルールなのでそこはきちんと対応しなければならない」
「ミッドソールなど、どうしても燃える素材を使わなくてはいけない部分については、(難燃性の)ノーメックスでカバーしたりといろいろな工夫をする。普通のシューズとは違い、レーシングシューズに関しては細部に至っても燃えないようにしないと、ルールに通らないんだよ」
「新しいモデルを出すたびにホモロゲーションの検査を受けるのは大変ではある。素材が進化してきている分、その素材、たとえばプリント部分が燃えないかどうか、注意しなくてはいけないんだ」
■これからの時代のマーキングはプリント? 刺繍?
シューズの話にも出てきた“プリント”は、近年のレーシングギアにとって、じつはかなりのキーワードとなっている。シューズはもちろん、レーシングスーツやグローブでも、スポンサーロゴやドライバーネーム等のマーキングが、これまでの刺繍からプリントに変化しつつあるのだ(生地を直接染める技術もある)。

では、長年レーシングギアを見てきたブルーノにとって、プリントという技術をどう見ているのだろうか。
「基本的にどちらが好きとかいうのはない。どちらにも良し悪しがある」とブルーノ。
「先ほども言ったとおり、道具の軽量化が求められている。プリントでやるか刺繍でやるかによって重さが変わってくるので、意識して未来に進んでいっているチームはプリントを選択して、軽量化を目指している。対して伝統的なチームは、格式を重んじて刺繍を選択するところがある」
しかし、ブルーノはチームにとって最も重要である“スポンサーロゴの露出”において、プリントはまだ“弱点”があるとしている。
「ただし、良くなってきているとは言え、プリントの耐久性はまだ弱い。仮にスポンサーロゴが剥がれたときの保証を考え、重量をとるか、スポンサーをとるか考えると、本来は刺繍の方が安全と言える。しかし、最近ではほぼすべてのチームがプリントを選択するようになっている」
「全体的に言うと、軽量化とスポンサーに対する視認性の良さが重要になっているが、将来的にはプリントの占める割合が多くなると思う。ただ、プリントの面積が広くなると通気性が悪化し、ドライバーのパフォーマンスに影響するからね」
一方でブルーノは、プリントの方が精密な模様を描くことができることもアピールした。近年では、メルセデスのふたりやトロ・ロッソといったF1ドライバーのグローブに腕時計の模様が見られるが、あれもプリントだからこそできる技術だろう。今後、レーシングギアにおける刺繍は、ブルーノの言うとおり減っていく方向なのかもしれない。
(Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb)
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| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
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| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
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| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |


