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ホンダ、次回アップデートに好感触。「ホッケンハイムでもポイントを狙える」

2016年7月29日

 ホンダは次に導入するF1パワーユニットのアップデートで信頼性の向上を目指しており、さくらの研究所では好ましい結果が出ているという。


 ホンダはイギリスGPを前に2トークンを費やし、内燃機関をアップデートするための開発を進めてきた。これによって現在残されているトークンは10となっている。長谷川祐介ホンダF1総責任者は、4戦か5戦のちにアップデートを投入する予定があると、今月の初めに発言。進み具合によってはスケジュールが変更になる可能性も示唆したが、好ましい兆候が見られていると言う。


「開発は常に行っているので、準備ができ次第ということになります。投入を待つ理由はありません」


 研究所では、次回アップグレードに向けて、どのような数値が出ているのだろうか。


「いくつかの要素では良い数字が出ています。パッケージとして問題がないことの証明と、耐久性の確認も必要です。開発に終わりはありません。特にICEの部分では、改善の余地があります。今シーズンのトークンは、すべて使うことになると思います」


 今週末ホッケンハイムで開催されるドイツGPではトップスピードが要求されるが、長谷川氏はマクラーレンには今回もポイント獲得のチャンスがあると楽観的な見方をしている。


「シルバーストンでは、それほど弱いというわけではなく、位置的には中団でした。ホッケンハイムでもポイント獲得を期待しています。スパやモンツァは非常に厳しくなりますが、ホッケンハイムではポイントを狙えるでしょう」


 前戦ハンガリーGPで7位となったフェルナンド・アロンソは、この結果をメルセデス、レッドブル、フェラーリ以下の「力が及ぶ範囲での最高位」と表現した。コンストラクターズランキングでは、現在ウイリアムズが4位につけており、マクラーレンはそこから56ポイント差での7位となっている。しかし、ウイリアムズのテクニカルチーフであるパット・シモンズは、現在ではマクラーレンが毎戦ライバルになり得ると警戒する。


「いまでも我々のマシンは4番目に速いと信じているが、接戦になりつつある。マクラーレンも、差を詰めるべく戦っている。しかしフォース・インディアとマクラーレンと比べると、我々ウイリアムズが4位の座にふさわしいと思う。トロロッソもハンガリーのように好調なこともあるので、その場合は彼らが『自分たちこそ4位にふさわしい』と言うだろう」


 アロンソはメルセデス、レッドブル、フェラーリ以下の戦いを「ミニ・チャンピオンシップ」と称している。以下は、今シーズンのトップ3チーム以下での最高位リスト。


2016年シーズン、トップ3チーム以下での最高位


オーストラリアGP ウイリアムズ フェリペ・マッサ 5位 (+59秒)
バーレーンGP ハース ロマン・グロージャン 5位 (+1分18秒)
中国GP ウイリアムズ フェリペ・マッサ 6位 (+1分16秒)
ロシアGP ウイリアムズ バルテリ・ボッタス 4位 (+50秒)
スペインGP ウイリアムズ バルテリ・ボッタス 5位 (+45秒)
モナコGP フォース・インディア セルジオ・ペレス 3位 (+14秒)
カナダGP ウイリアムズ バルテリ・ボッタス 3位 (46秒)
ヨーロッパGP フォース・インディア セルジオ・ペレス 3位 (+25秒)
オーストリアGP マクラーレン ジェンソン・バトン 6位 (+38秒)
イギリスGP フォース・インディア セルジオ・ペレス 6位 (+1分17秒)
ハンガリーGP マクラーレン フェルナンド・アロンソ 7位 (+1Lap)
   
コンストラクターズランキング


1位 メルセデス 378ポイント
2位 フェラーリ 224ポイント
3位 レッドブル/ルノー 223ポイント
4位 ウイリアムズ/メルセデス 94ポイント
5位 フォース・インディア/メルセデス 74ポイント
6位 トロロッソ/フェラーリ 45ポイント
7位 マクラーレン/ホンダ 38ポイント
8位 ハース/フェラーリ 28ポイント
9位 ルノー 6ポイント
10位 マノー/メルセデス 1ポイント
11位 ザウバー/フェラーリ 0ポイント



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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