F速

  • 会員登録
  • ログイン

「ハロ」導入の採決は大荒れに? エクレストンは「かえって危険」と断固反対。FIAが強行突破も

2016年7月28日

 28日、F1ストラテジーグループ会合が開催され、2017年にコクピット保護システム“ハロ”を導入するかどうかの投票が行われる。事前の予測では、全会一致での合意に達するのは難しいものと考えられている。バーニー・エクレストンが強く反対しており、反対票を投じるようチームの説得にあたっているとも報じられている。


 
 FIAは、これまで何度か短い走行テストを行ってきたハロデバイスには安全性を高める効果があると考えているが、規則上、来年導入するためには、ストラテジーグループ、その後にF1コミッションで、それぞれ全員が賛成を表明する必要がある。
 
 FIA会長ジャン・トッドと商業権所有者であるエクレストンは、ストラテジーグループにおいてそれぞれ6票分の権利を持っており、代表6チームはそれぞれ1票ずつを有する。
 
 ストラテジーグループ、あるは全チーム代表が参加するF1コミッションで1票でも反対票があれば、ハロの来季導入は見送られることになるわけだが、FIAには安全上の見地からハロの導入を強行する権利があると考えられている。 
 
 しかしエクレストンはハロに反対の立場を取っており、反対票を入れるよう、チームに働きかけているという。レッドブル・レーシング、フォース・インディアは反対意見を表明する見込みで、マクラーレンとウイリアムズは態度を保留している。

ハロを試すガスリー
ハロを試すガスリー

 
 FIAがハロの効果を実証したにもかかわらず、エクレストンは、ハロは逆に安全性を損なうと主張している。
 
「あれは必要ない。何も効果をもたらさないからだ」とエクレストンはTelegraph Sportに対してコメントした。
 
「あれには誰も救われない。マシンが引っ繰り返った際にはかえって悪いことになるかもしれない。(ドライバーを)救うというより、より大きなダメージをもたらしかねない」 
 
「ドライバーのほとんどがあれを目にするのをいやがっている。彼らは望んでいないのだ。最終的に決定するのは我々とチームだが」
 
 FIAはハンガリーGPの金曜、ドライバーたちに対してハロに関するプレゼンテーションを行い、それまで反対派だったルイス・ハミルトンもそれを見て理解を示したといわれている。ニコ・ロズベルグは、ドライバーの安全問題であるにもかかわらずドライバー自身が決定にかかわれないことに不満を示している。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

11/7(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/8(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
11/9(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号