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「マシンも、戦略も思いどおりにならない」問題解決を求めるグロージャン

2016年7月28日

 ハースのロマン・グロージャンは、ハンガリーGPで苦しめられたマシンバランスの問題の究明をチームに求めている。


 今季初となる予選Q3進出のチャンスを狙っていたグロージャンだがコンマ1秒の差で届かず、決勝レースでもマシンバランスの悪さと戦略の失敗により、ポイント獲得を逃した。彼は週末の初めからブレーキで苦労しており、マシンバランスが思いどおりにならなかったと嘆いている。


「多くのチャンスを失ってしまったし、マシンのバランスに関しては本当に失望させられた」とグロージャン。


「どうしても良いバランスを見つけられなかった。来週(のドイツGP)の前に理由を理解したい。予選後に状況を正確に把握するのは難しく、レースではプラン通りに進まなかった。抱えるべきでない問題を抱えてしまったというわけさ。高速コーナーではひどいオーバーステアで、低速コーナーではひどいアンダーステアだったんだ」


「とても奇妙なことだから、僕たちは原因を解明し、正しい状態に戻すことに集中しなければならない」


 グロージャンは、ハンガリーでのレース戦略についても疑問を抱いている。


「戦略も良くなかったね。しょっちゅうトラフィックのなかにいた。ハンガロリンクではオーバーテイクは不可能だというのに」


「最初のピットストップの後、僕はマノーの後ろでコースに戻り、多くの時間を失った。2度目のピットストップの後は、(フェリペ)マッサと(ダニール)クビアトの後ろで同じように多くの時間を失ってしまった」


「ただ、こういうことは時には起こるものだ。常にうまくやるというのは難しい」


 チーム代表のギュンター・シュタイナーは、チームの戦略がうまくいかなかったことがグロージャンの足を引っ張ったと認めた。


「レース戦略は初めからうまく機能せず、その後は下降線を描くばかりだった。(コースに復帰すると)トラフィックの中に出てしまい、オーバーテイクができないサーキットであるがために、こういう結果に終わった」


「もちろん意図してこうなったのではない。我々は今も戦略について学んでいるところだ。ほんの数秒の違いが間違いを招いた」


 チームは今週末のドイツGPを前に、グロージャンの抱えたマシンバランスの問題を突き止めようとしている。


「マシンには何もおかしなところはなかったので、何が悪かったのか、詳細にわたってチェックする」とシュタイナーは述べた。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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