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「悪い冗談」のようなF1のルールに、続々と再考を求める声

2016年7月27日

 フェラーリとレッドブルのチーム代表、マウリツィオ・アリバベーネとクリスチャン・ホーナーが、ハンガリーGPの週末に起きた議論に関連して、ルールの再考を求めている。


 先週末の土曜の夜には、予選で11名のドライバーが対象になった「107%ルール」の適用について、長時間に及ぶ議論があった。また、その影響もあって、ニコ・ロズベルグが予選でダブルイエローフラッグのルールを守っていたかどうかについての調査も遅れ、違反なしの裁定が下るまでに予選終了から数時間を要している。


 アリバベーネの基本的な考えは、昨年フェラーリのセルジオ・マルキオンネ社長が発したコメントと同様に、F1はルールブックを単純化すべきであるというものだ。


「この問題については、昨年に我が社の社長も意見を呈している。彼が述べたのは、ルールを複雑にする要素が多すぎるということだった。ルールを明確かつ単純にすれば、ずいぶん良くなるはずだ」


「特にルールのグレーエリアを一掃する必要があると思う。グレーエリアがあると、ルールの解釈に自信が持てず、まわりを見回しながら右往左往することになる」


 これについてはホーナーも同意しており、さらに彼は、必要なのは良識であり、無線通信の制限のようなルールは、ファンにとってわかりにくすぎると付け加えた。


「私たちに必要なのは良識的なルールだが、おそらくF1にはそうしたものは存在しないのだろう。ジェンソン・バトンが無線交信でペナルティを受けた(レース中に起きたトラブルに関して、チームの助力を受けたと判定された)のを見ても、そう考えざるをえない。私は彼らが何を言ったのか、あるいは何が録音されたのかを知らないが、とにかく規制が厳しすぎて、ファンにとっても複雑になりすぎている」


「規制を厳しくするのではなく、むしろルールをシンプルにして、それほど深い知識を持たない視聴者でも付いて来ることができて、何が起きているのかを理解できるようにする必要がある」


 また、フェラーリのキミ・ライコネンは、ハンガリーでのマックス・フェルスタッペンとのバトルに関して、ディフェンシブなライン変更のルールの解釈に不満をぶちまけたが、さらにルールブック全体にも言及して次のように述べた。


「悪い冗談みたいな話ばかりだ。土曜日の予選もそのいい例だった。107%ルールというものがあり、Q1を通過できなかったドライバーにはそれが適用されながら、他のドライバーには適用されなかった。ルールはひとつしかないのに、グリッドの決め方はふた通りなんてことが、どうしてありうるんだ?」


「なぜそうなるのか、誰か説明してほしいものだね。ここ(F1)ではそういうことがしょっちゅう起きる。変える必要があるのは、そういうところじゃないかな。これでは外部に対するイメージが良くないし、公平でもない。ルールがあるのなら、いつでも必ず同じように適用されるべきだよ」



(Translation:Kenji Mizugaki)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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