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F1ハンガリーGP予選トップ10ドライバーコメント
2016年7月24日
2016年F1第11戦ハンガリーGP、予選でトップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=1位
すごくエキサイティングな予選だった。序盤は雨が降っていて、大きな水たまりができていたので、たくさんのマシンがコースオフした。
僕のマシンはウエットでもすごく感触がよかったが、路面が乾いた時こそが僕らにとってのベストコンディションだった。ウエットではレッドブルが強いよね。
最後のラップに全力を注ぎこみ、いいタイムを出すことができた。チームに心から感謝する。僕を常にいいトラックポジションで走らせようと努力してくれた。
ハンガリーでポールを取ることができ、最高の気分だ。明日はルイス(・ハミルトン)やレッドブルを相手に激しく戦うことになる。それが楽しみだ。
(Q3終盤、ダブルイエローフラッグが出ていた際に減速しなかった可能性があると一時疑いをかけられたことについて)100パーセント明白だ。僕は自分が何をしなければならないか分かっていたし、やるべきことをやった。ああいう場合は大幅に減速しなければならないんだ。
ダブルイエローが出ていた時、慎重に走った。前で問題が起きたと分かったからだ。
僕は大量の時間を失った。コーナーが連続しているところだから、正確にどのぐらいか予測するのは不可能だけど。でも黄旗区間ではその前のラップよりも遅かった。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=2位
あのコーナーを曲がると、フェルナンド(・アロンソ)がこっちを向いて止まっているなんて思いもしなかったよ!
あの時点で0.4秒縮めていて、マシンバランスにも満足していたから、ポールはつかめたはずだった。
でもこれもレースのうちだ。2番グリッドからベストを尽くすよ。いいスタートができれば楽になるだろうね。明日こそいいスタートを決めなくては! 練習では手順をうまくこなせていると思うから、明日はグリッドからうまく発進したい。
ターン1までが長いから、チャンスはある。それでやれるかどうかで大きく違ってくる。今朝走ったロングランのペースはとてもよかったし、いいレースになることを期待している。
(Q3最後のラップは)セクター1は最速だったのにね。フェルナンドのこと(スピンしてイエローフラッグが出たこと)はついてなかったけど、そういうこともある。それほどがっかりはしていない。難しいセッションでベストを尽くしたし、レースは明日なんだから。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=3位
フェルナンド(・アロンソ)がターン9でスピンしているのを見た時には怒り狂った。あの時、ラップタイムをかなり縮めてきていたんだ。ニコ(・ロズベルグの)ポールタイムを聞いて、自分が出せただろうタイムはそれに届いたと思った。(イエローフラッグによって)彼やルイス(・ハミルトン)がどれぐらい影響を受けたのか分からないけれど、僕らは(1分)19秒9よりいいタイムを出せたと思う。
メルセデスからポールを奪えるチャンスなんてそうそうあるものではないけれど、今日は間違いなくチャンスがあった。それでも、僕らが速かったというのはポジティブな要素だ。ペースがよくて、マシンに満足していた。昨日から満足していたが、今日さらに速さを見つけた。それが明日役立つことを願う。
今日はコンディションが変化し続けていて面白かった。すごく楽しかったよ。最初からコンディションをうまく活用できていたと思う。クレージーな状況だった。アクアプレーニングや水しぶきが起き、ぞっとするようなコンディションで、アドレナリンが出続けていた。その後、あっという間に乾き始め、それに適応してうまくやらなければならなかったけど、最高にクールだったよ。
イエローがなかったら面白いことになっていただろうね。ちょっとがっかりだ。でも僕らはどのコンディションでも強かったから、いい予選だったと思う。どのコンディションでもポールから遠くなかったんだ。
明日のレースは面白くなりそうだ。メルセデスのロングランペースはよさそうだけど、僕らもそれに対抗できる。トップに近い位置からスタートできるから、戦っていく。
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=4位
Q3でのことは残念だ。皆がペースを落として走っていたから、(後ろにいた)僕も前に空間を作るためにそうしなければならなかった。自分の2秒か3秒前に他のマシンが走っていたら、ラップタイムを失ってしまう。特に予選ではそんな状況に陥りたくない。
でもラインを横切った時、0.8秒時間が足りなくて、最後のラップに入れなかったのはすごくついてなかった。いずれにしてもイエローフラッグが出たから、タイム更新はできなかっただろうけどね。
すごく難しい予選だったから、4位を確保できたことに満足していいと思う。
今日のようなコンディションでは少しギャンブル的な要素が加わってきて、自分の持っているポテンシャルすべてを発揮することはできない。僕には予選でもっと上位を獲得できるだけの速さがあった。自分ではそう感じているけれど、今日はそれを発揮できなかった。
決勝ではもっといいパフォーマンスを見せて、メルセデスに近づけると思う。ペースがあるのは間違いないから、すごく面白いレースになるはずだよ。彼らがタイヤのデグラデーションに苦しむようなことがあれば、それはチャンスになる。
FP3ではマシンがすごく快適だった。決勝を同じセットアップで走れれば、いい戦いができると思う。
(チェッカーフラッグを受けた後のことについてCrash.netに明かし)チェッカーフラッグを受けた後もプッシュし続けた。どこまでやれるか見てみようと思ったんだ。そしたらセクター1ですぐに0.5秒稼いだ。僕がその前に出していたタイムから0.5秒引いたら、(ポールポジションを獲得した)ニコ(・ロズベルグ)にかなり近いタイムを出せたということになる(注:FP3ではロズベルグから0.002秒差のタイムを記録)。
とはいえ、いずれにしてもイエローフラッグが出たらタイムは更新できなかっただろうけどね。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=5位
5位には満足していない。もっといい結果が出せたはずだからだ。
最初はめちゃくちゃだったけど、それを切り抜けた後、マシンのパフォーマンスはよくなった。午後に向けて改善したのに、残念ながらそれを示すリザルトを出せなかった。ペースはあったのに、いいラップを走ることができなかったんだ。
悔しいよ。終盤、とてもうまくいっていて、0.5秒縮めていたんだ。そしたらイエローフラッグが出ていて、足止めをくったけど、その後もプッシュし続けた。そしたらひどいトラフィックに出くわした。時々そういうことはあるものだけど。
でも明日、表彰台を戦える速さがあると思っている。いいスタートを切って、そこから上を目指したい。長いレースになるから、何が起きてもおかしくない。それに、僕らはだいたいレースペースの方が優れているからね。
普通は全員が最速の戦略を選ぶものだけど、それでも何かできることはある。何かうまくやれるチャンスが訪れたら、僕らのチームにはそれができる人材が揃っている。彼らを信頼しているよ。
(Q3終盤のトラフィックについてF1iに対して語り)フェアじゃないよ。最後にイエローが出てたんだけど、(その後)ジェンソン(・バトン)がどいてくれなかった。そのせいで大量に時間を失い、そのラップをうまく締めくくることができなかった。
彼は寝てたんじゃないかな。(イエローフラッグの後も)プッシュし続けているドライバーがいるってことを考えてもいなかったんだろう。だから彼はペースを落とし、その後、ピットに戻った。
ターン12の入口で彼はどいてくれなくて、ターン13でようやく気付いてどいたんだけど、そのころには僕は大量に時間を失ってしまっていた。最終コーナーだけプッシュしたって意味がない。こういうことがなければ、余裕でトップ3に入れた。がっかりだよ。
FP3の後でマシンに変更をしたら、それがうまくいった。すごくいい状態になってきていたんだ。なのにそれを結果につなげることができなかった。
■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 予選=6位
なんて予選、そしてなんて結果だ……とても良い気分だよ! 本当のことを言うと、FP3でのペースからは、Q3進出もままならないと思っていたんだけど、予選になったら全てが好転した。
マシンに乗った時のフィーリングもずいぶん快適になったし、雨と涼しいコンディションが助けになったのは間違いない。僕のキャリアのなかで、たぶん最も厳しい予選だった。走るたびにタイヤのチョイスや、どのラインを取るか、路面のどこがドライでどこがまだウエットなのかという判断をしなければならなかった。タイヤも冷やしたり、かと思ったら温めないといけなかったし……本当に、とても難しかった!
でも僕らは毎回、良いタイミングで正しい位置にいられて、全セッションを切り抜けることができた。そして、明日に向けて素晴らしいポジションで終われたんだ! レースでも、予選でのフィーリングを維持できることを願っている。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=7位
2台のマクラーレンが予選でトップ10に入ったのは久しぶりのことだ。今週末、また一歩前進したといえるだろう。いい方向に進んでいること、チームが進歩していることがうれしい。
Q2の厄介なコンディションで走るのは特に楽しかった。あの時、僕らはすごく速かったよね。今日はドライコンディションでも、ウエットでも速さがあり、その中間のコンディションではそれよりさらに速かった。ああいう複雑なコンディションでドライタイヤを履くというのは多少リスクはあったけど、すごく楽しんで走れた。
今週末は調子がよさそうだ。このサーキットは他のサーキットよりも僕らのマシンとの相性が少しだけいいんだ。ここまですべてのセッションで7位を獲得している。つまりかなり競争力が高いということだし、明日はさらに強さを発揮できることを期待している。
(Q3)最後のラップのことだけど、ターン6の進入でブレーキングをかなり遅らせ、シケインをカットしてそこで時間を失った。だからロスした分を取り戻したかった。それで攻めすぎたのだと思う。ターン9でスピンしてしまった。本当ならコンマ2、3秒向上させることができたと思うだけに少し悔しい。自分のミスで逆にコンマ2、3秒を失ったんだ。そうはいっても7位はまずまずの結果だ。それにコースのクリーンな側からスタートできる。
あとは明日、仕事を完了しなければならない。ポイントを獲得できるといいね。
(Q3のスピンに関して語り)そのラップの出だしはよくなかった。ミスをしていたので、その後で少し攻めすぎた。終盤のコーナーでは少しいらいらしていて、それでミスをしてスピンした。その前に出していたタイムを大幅に更新することが可能だったのに。
ただ、終盤には走っていた全員がラップタイムを上げてきていたから、最終的な順位がもっとよくなったのか、同じなのか、悪かったのかは分からない。
でもこういうことになり、自分自身にがっかりしているし、少し悲しい。
とはいえ今週末はFP1、FP2、FP3、予選とここまですべてのセッションで7位だ。日曜にはもっと上の順位をつかんでポイントを手に入れたい。
(Formula1.comのインタビューで、「予選後にこれほど笑顔なのは久しぶりですね」と言われ)そうだね、すごくハッピーなんだ! Q2ではものすごく速かった。一時はタイムシートのトップに位置していた。
(ミスがなければ)カルロス・サインツのポジション(6位)を奪えたと思うし、セバスチャン(・ベッテル)の隣で(3列目に)並べたと思う。それも推測にすぎないけどね。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ジェンソン・バトン 予選=8位
今日の複雑なコンディションにおいて、マシンは好調だった。毎周状況は変わり、自分自身の頭を使って機転を利かせなければならない、そういうなかで戦うのは楽しいし、フェルナンド(・アロンソ)も僕もそれがすごく得意なんだ。
(Q3)最後のラップではコンマ2、3秒タイムを縮めていたけれど、(アロンソがスピンしたことによるイエローフラッグがなければ)最終的にポジションが違ったかどうかは何とも言えない。あのイエローによってラップを最後まで攻め続けることができなかったのは間違いないが、ああいうことはあのコンディションでは起こり得ることだ。
2台揃ってトップ10に入れたのは素晴らしいことだ。でもそれを達成した途端に、それでは満足できなくなる。もっといい結果が欲しくなるんだ。
明日は路面のダーティーな側のグリッドにつくので、簡単ではないだろうけど、できるだけうまく対処するつもりだよ。新しいアスファルトになり、今日雨が降ったことで、思っているよりは不利にならないかもしれない。戦うべき相手がすべて後ろにいるというのはいいことだ。一方で前のクルマは僕らが戦いを挑むには速すぎる。
ウエットコンディションではタイヤをうまく機能させるのがとても難しかった。フロントタイヤに特に苦労した。フロントウイングの一部が緩むという、小さな問題が起きたが、修理して解決できた。それでもウエットコンディションでフロントエンドに苦労していたが、最終的には乗り切れた。乾きつつあるコンディションで走るのはすごく楽しかったし、その状況から最大限の結果を引き出した。
7番手と8番手からスタートするというのは悪くない。こういうコンディションでは僕らはいつもいい仕事をするね。チームはすごくうまくやってくれた。明日どうなるのか、予想できないけれど、楽しみにしていることだけは確かだよ!
今回は週末を通してペースはまずまずだ。でも今日はコンディションに助けられた。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。
もっといいタイムを出せる余地はあった。(6位のカルロス・)サインツJr.を上回ることはできただろう。だけどイエローフラッグが出たことで、順位を上げるチャンスはなくなった。
日曜には、ウエットであれドライであれ、トップ5のマシンはあっという間に見えなくなって、6位以下の戦いになるだろう。
ウエットなら面白くなるけど、ドライでもペースはいい。ロングランもよかった。だからこのグリッドからいい戦いができると思う。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=9位
トップ10に入れるというのは、いつだって良いことだ。コンディションが難しいときには特にね。チームとしては度重なるレッドフラッグにうまく対処できたと思う。落ち着いて、リズムを保つことが重要なんだ。
雨が止むとコースはすぐに乾き、Q2終盤には晴れ間も見えて、路面はほぼ完全なドライになった。Q3は少し難しかったね。バランスが良くなくて、最後のラップではアンダーステアに苦しめられた。その意味では、路面がもっと長い間ウエットだった方が良かったのかもしれない。
それでも9番手はスタートするには良い位置だし、そこから強力な戦いができると確信している。
■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
バルテリ・ボッタス 予選=10位
天候の関係ですごくトリッキーな予選だった。でも僕らチームは戦略的に正しい判断を下せたと思う。
でも最後のランでイエローフラッグが出たために戦えるポジションをつかめなかったのが残念だ。大幅にラップタイムを縮めていたが、当然、減速しなければならず、それが大きく響いた。少しついてなかったね。
明日はフォース・インディアといい戦いをして彼らに勝つのが僕の使命だ。
(AUTOSPORTweb)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |