ダニエル・リカルド 決勝=6位
「トップ5に入れればもっと嬉しかったんだけどな。でもセブ(ベッテル)を押さえ切れなかった。追いついてくるのはもっとレース終盤になってからだと予想していた。1周はしのいだけれど、オプションタイヤを履いた彼の方が圧倒的に速かった。(セルジオ・)ペレスをとらえようとしたが、十分近づくことができなかった。スタートで(ニコ・)ヒュルケンベルグの様子をうかがい、仕掛けることに決めた。その甲斐はあったよ。面白かった時もあったけれど、もっとバトルがあった方がよかったな。マシン同士の間隔が開いてしまっていた。このサーキットでバトルをするのが好きなんだ。ビッグブレーキングの場所で自信を持って攻められる。いい形でシーズンを締めくくれたと思う。マシンの力を最大限に引き出すこともできた。だから数戦前と比べると、比較的満足した気持ちでシーズンを終えることができる。6位というのは僕らの週末の好調さを示す結果ではないかもしれないけど、すごく満足だ。来週末にでもすぐレースがしたい。でも同時にシーズンが終わったことを喜ぶ気持ちもある。来年はもっとよくなるはずだ。シーズン終盤には、シャシーの感触がよくなり、信頼感も高まってきていた。今シーズンを通して僕らの結束がさらに強くなった。彼らと一緒にこの先に進めるのが嬉しい。来年はもっといい年になるよう頑張るよ」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=7位
「ところどころで苦労させられた。すごくいいスタートを決めて、皆がイン側に行ったから僕はアウト側の位置をキープした。果敢に攻めていくつか順位を上げることができた。でもアンダーステアがひどく、マシンが曲がりづらい状態だった。ここはタイトなコーナーが多いから余計に苦労した。最初のふたつのスティントは辛かったが、終盤は少しよくなり、リズムに乗ることができた。それがポジションの維持に役立った。タフなレースだっただけに、7位といういい結果を出せて嬉しい。チームにとっていいシーズンだった。冬の間にこれを足掛かりにしてさらに向上することを目指す。僕自身にとってはキャリア最高の一年だったとは言えないけれど、今年起きたことから学ぶ機会になったので、もっと強くなって戻ってくるよ。今から2016年が楽しみだ。開幕戦から戦える状態に整えるため頑張る」
フェリペ・マッサ 決勝=8位
「とてもきついレースだった。でも似たようなペースのマシンを一台抜こうとした他には特に大きな出来事はなかった。期待していたようなペースはなく、この数戦はその代償を払い続けていた。こんな形でシーズンを終えるのは残念だが、2016年に強くなって戻ってこようというモチベーションにはつながる。チームの皆は頑張っているし、冬の間に大きく前進できることを願っている」
ロマン・グロージャン 決勝=9位
「いいレースをしてポイントを取った。最高の形でチームを去ることができる。お別れのプレゼントができることを誇りに思うよ。僕にとっては感傷的な道のりだった。エンストンのチームとの最後のレースでポイントを獲得し、皆にお返しができたことがすごく嬉しい。レースの最初から最後まで攻め続けなければならなかった。マシンにはいろいろと気を遣わなければならないものがあった。決して平坦な航海ではなかったんだ。でもピットウォールの判断は素晴らしかったし、ピットストップも最高の出来だった。このチームには本当に本当にお世話になった。僕にとって家族のような存在だ。将来いつの日か戻って来たい。僕のキャリアの中で最高のシーズンだった」
ダニール・クビアト 決勝=10位
「なんとか完走できてよかったし、レース前半のペースには満足できた。中盤まではかなりいいレースになりそうだった。(フェリペ・)マッサとうまく戦い、ヒュルケンベルグに迫っていた。でもその後、電気系のトラブルに見舞われ、戦うことを諦めなければならなかった。その後はストレートでかなりロスするような状態だった。ほぼ毎周、電気系の問題に対処する必要があった。そういう状況を考えると、今日は最大限の仕事ができたと思う。満足だよ。これからは2016年に気持ちを集中させる。冬の間に前進できるはずだ。期待している」
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