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【決勝無線】勝てるチャンスとロズベルグの打算

2015年7月30日

 フォース・インディアでタイヤ運用を司る松崎淳エンジニアも、メルセデスの言うことは事実だろうと推測する。

「確かに、あそこから最後までソフトタイヤで走り切れるかどうかは微妙なところだった。メルセデスのようなチームであれば戦略はきちんと用意されているだろうし、いまセーフティカーが入ったらピットインするかどうか、ピットインするなら、どちらのタイヤを履くかということは常に事前に準備しているはずです」

 それでも49周目にレースが再開されると、ロズベルグは勝利を目指して戦った。ロスも逆転を意識して、指示を与えた。

「我々には勝つチャンスがある。ライコネンはパワーユニットにトラブルを抱えているから、すぐに抜けるだろう。さらにフェラーリはプライムタイヤのウォームアップに問題があるから、走り始めのペースは鈍いはずだ」

 ロズベルグはMGU-Kにトラブルを抱えたライコネンを早々に抜き去り、首位ベッテルの1秒以内に迫ってチャンスを窺う。

「残り19周だ。どうやってベッテルを抜くかだけを考えろ」

 ところが後方からソフトタイヤを履いたダニエル・リカルドが猛追してきて、首位争いは三つどもえに。そして64周目のターン1でリカルドと接触、パンクを喫したロズベルグのレースは終わったも同然だった。

 結果は8位。ライバルのハミルトンが6位と沈んだレースで、点差を縮めるチャンスを逃してしまった。しかし、ロズベルグは確かに優勝を争っていた。弱気の虫がうずきはしたが、彼の戦い方すべてが否定されるべきではないだろう。

(米家峰起)





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