【決勝無線】ロズベルグ、逆転勝利を脅かしたもの
2015年6月24日
「今日はクルマの仕上がりがすばらしかったし、すべてがうまく行った。最も重要なのはスタートだった。ここは同じクルマでは抜きにくいから、1周目のターン3を制した者が、勝利のチャンスを手にするということはわかっていたんだ。そうすれば僕のほうが先にピットストップして、新品タイヤでプッシュして差を広げられるからね」
メルセデスは前を走る者に戦略の優先権を与える。ロズベルグはスタート加速で前に立った瞬間に、勝利を大きく手繰り寄せたのだ。
「今週は僕のほうがペースが速かったから、後ろからのプレッシャーもなかった。抜かれる心配もしていなかったよ。終盤のタイヤのことは右フロントにバイブレーションが出ていたから、そこに注意しておいてくれとチームに伝えたんだ。タイヤの摩耗から来るもので少し不安になったんだけど、最終的には問題なかったね」
トト・ウォルフ代表も「残りは数周しかなかったから、我々もタイヤのことはそれほど心配していなかった。ニコはレースを通じてミスを犯さず、素晴らしい走りをした」と、終盤のやりとりは深刻な問題ではなかったと認める。
「これで、またルイスと10ポイント差になったし、流れは僕のほうに向かっている。まだ先は長いから何が起きてもおかしくないよ」
外から見ると、ときに精神的な脆さを感じさせることもあるロズベルグ。だが、実際の彼はハミルトンとの一進一退の攻防を楽しんでさえいる。次戦ハミルトンの地元イギリスで、強烈なパンチを見舞うことも虎視眈々と狙っているはずだ。
(米家峰起)
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※スペインGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※スペインGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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