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F速分析:復活のロズベルグ。抜群の集中力

2015年6月22日

 ウイリアムズもこの2戦、確実に上昇傾向を見せています。前戦カナダはバルテリ・ボッタスが、今回はマッサがフェラーリから表彰台を奪ってみせたのですから。マッサは、実質的にはベッテルのピットイン時のタイムロスが大きく影響し、3位を得ることができたのですが、ペース自体はベッテルからほんの少しだけ劣る程度という非常に優秀なモノでした。そのポジションにいることができたからこそ、表彰台のチャンスが転がり込んできた際にしっかりと確保することができたわけです。エンジンパワーがモノを言うサーキットだったとはいえ、シーズン序盤と比較すれば、大きな進歩と言えるでしょう。

 ウイリアムズの1台、ボッタスを苦しめたのはフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグでした。フォース・インディアは今回、それほど高い戦闘力を示していたわけではなく、上位3チームに大きく離されていました。それでも、レース序盤にボッタスを抑え込み、今望み得る最大限以上の6位という結果を持ち帰っています。

 ヒュルケンベルグは、ル・マンを制した腕を、いかんなく発揮したと言うことができそうです。チームメイトのセルジオ・ペレスも、9位でフィニッシュ。昨年マシンのアップデート版で今季のレースに臨んでいるフォース・インディアですが、ドライバーふたりの高い能力により、そのハンデを補っている印象です。火曜日から行われる合同テストでBスペックマシンをシェイクダウンさせ、イギリスGPからは実戦投入すると言われています。これにより、トップ3チームに挑むことができるようになるのでしょうか? フォース・インディアは今後、要注目のチームと言えそうです。

 ロータスは、マシンのポテンシャルを最大限に発揮できていない印象です。特にパストール・マルドナドは、タイヤ交換を行った後、メルセデスAMGの2台、マッサ、ベッテルに次ぐペースで走行できていたにも関わらず、7位がやっと。スタートで後方に下がってしまったこと、レース中にマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)らを抜くのに手間取ってしまったことにより、多くの時間を下位争いに終始してしまったのが、その要因です。本来ならば、ボッタスとヒュルケンベルグの5位争いに加わってほしかったところ。今のロータスには、十分にその力があるように思います。

 2015年のF1グランプリは、火曜日からレッドブルリンクで合同テストを行い、7月3〜5日に開催されるイギリスGPへと向かいます。合同テストの結果、急上昇を見せるチームがあるのか? そして、ハミルトンとロズベルグの頂上争いも熾烈、さらにここにフェラーリやウイリアムズが加わってくることができるのか? 中盤以降も、目の離せないレースが続きそうです。

(F1速報)





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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
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9位ウイリアムズ・レーシング2
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