F速分析:ハミルトンを襲ったふたつの不運
2015年5月11日
コースに復帰した際、先頭のロズベルグは20秒先。残りは15周。ハミルトンはこの時点でも勝負を諦めず、ロズベルグよりも1周につき1秒以上速いペースで飛ばします。無線でも「追いつけるだろ?」と。しかし、ピットからは無情の応答が入ります。
「いや、それは無理だ。今回はゴールまでクルマを無事に運ぶことに集中しよう」
ハミルトンはその無線を聞いても諦め切れなかったのか、その後数周にわたって速いペースで前を追いますが、60周目からは1秒以上ペースを緩め、2位に甘んじることを受け入れたということが、ラップタイムから読み取ることができます。
ハミルトンの悔しさはいかばかりだったか。今回の敵はベッテルではなく、ロズベルグひとりだったはず。しかし、ミス(不運と言ってもいいかもしれませんが……)に見舞われたことで、今回は戦うべき相手ではないはずのベッテルに行く手を阻まれ、勝負に敗れてしまいました。
ロズベルグはこの勝利で機嫌を良くし、次戦以降も速さを見せるでしょう。しかし、ハミルトンの終盤の無線を聞けば、その闘争心は少しも衰えていないと感じられました。今後のレースで、ハミルトンとロズベルグによる、より激しい戦いを期待してしまいます。
関連ニュース
7/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
※イギリスGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 255 |
2位 | ランド・ノリス | 171 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 146 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 124 |
6位 | セルジオ・ペレス | 118 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 110 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 45 |
10位 | ランス・ストロール | 23 |
※イギリスGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 373 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 302 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 295 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 221 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 31 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 27 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 4 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |