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【決勝無線】ノンストップを決断したロズベルグ

2014年10月17日

 しかし、メルセデス陣営は再び翻意した。ロズベルグが力強い走りを見せ、2位を獲るためのギャンブルを強い意思で主張したからだ。40周目のことだ。

「このタイヤで最後まで走り切れると思うか?」
「イージーだよ。いや、簡単ではないけど、タイヤはまだ良い状態だからできると思う」

 ダウンフォースがふんだんなメルセデスのマシンと、ハミルトンよりもタイヤに優しいロズベルグの走りが、それを可能にした。

 ロズベルグが再度ピットインするものと思ってペースを緩めたボッタスは、メルセデスの翻意に気づいて2位を奪い取るためにプッシュを再開したものの、時すでに遅しだった。

 ボッタスは26周目のピットストップで履いたプライムタイヤの温まりに時間がかかり、ロズベルグに先行を許したことを悔やむ。

「プライムタイヤに換えてから(ウォームアップして)機能させるのにものすごく時間がかかってしまって、ターン1でニコに抜かれてしまった。僕らはメルセデスに勝つつもりでレースに臨んだけど、今日の僕らは“その他の中のベスト”でしかなかった」

 一方のロズベルグは、余裕の笑顔を見せた。

「1周目のロックは僕のミス。あれで、もうおしまいだと思った。でも2位まで挽回できてハッピーだよ。それができたのはクルマのおかげだ。レースが終わってもタイヤはまだ良い状態だったし、もう少しプッシュすることさえできたかもしれない。チームは最後にタイヤがタレるのを心配してペースをコントロールしろって言っていたけどね(笑)」

 勝利を逃した悔しさもありながら、大仕事をやってのけた充足感もある。ロズベルグにとって初のロシアGP表彰台は、そんな複雑な美酒の味になった。

(米家峰起)





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