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【レースの焦点】事故は回避できなかったのか−−

2014年10月6日

 ハミルトンもロズベルグも、自分たちに関しては、インターミディエイトで走行することに問題はなかったと話した。最適なバランスを得ていたハミルトンは「同じペースで走行することができた」と言う。ラップタイムがそれを証明している。

 ロジカルな説明を加えたのはロズベルグで「僕たちは他のドライバーよりかなり重いダウンフォースで走行していたけれど、その状態で少しだけ難しくなっていたから、ダウンフォースがずっと小さなマシンではフルウェットが必要な限界に達していたのかもしれない。僕自身はフルウェットに交換したドライバーがいると聞いて驚いたけれど」

 ベッテルはニコの意見を支持して「ボーダーラインだった」と続けた。通常なら、インターミディエイト/フルウエットの境界がマシンによってこれほど異なることはない。しかし今回の鈴鹿では日曜の雨がほぼ確実であったため、レッドブルのように予選を犠牲にしても土曜から雨用のセットアップを採用したチームがあれば、通常のセットアップで挑んだチームもあった。もちろん、マシンがもともと備えた性質の差もある。

 ベッテルは「総体的な問題は」と、一歩説明を進めた。「雨量が増えるとインターミディエイトはもう作動しないし、フルウエットにはすごく狭い作動領域しかなく、おそらく備えるべき排水効率も備えていない」
だから自分は最後のピットインでもインターからインターに交換したけれど、自分にとってはボーダーラインだった。もちろん、ニコが上手く説明したとおり、マシンが優れていればいるほど上手くいくけれど……。

 慎重に時間をかけて考察すべき問題はいくつもあって、現時点でひとつの要素を批判したり、単純な“解決法"を探るべきではない。論争を展開すべきタイミングでもない。ひとりのドライバーが病院で必死で戦っているのだから――F1界もファンも、彼が無事に戻ってくることを真摯に祈ることが大切で、今はそれしかできない。

(今宮雅子)





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