F1ドイツGP決勝【詳報】大荒れのレースを制したフェルスタッペンが今季2勝目、クビアトが3位に入りホンダ勢2台がW表彰台
2019年7月29日
ヒュルケンベルグは38周目にハミルトンに抜かれ4番手に後退してしまった。さらに39周目にはライコネンがターン16でコースオフして9番手まで後退。そして40周目にはヒュルケンベルグが同じ場所でコースオフし、コースに戻りかけたところでスケートリンクのように滑りまっすぐに進んでバリアにクラッシュ。
これでまたしてもセーフティカーが出て、大きなギャップを築いていたフェルスタッペンはピットインして新品のインターミディエイトに交換しステイアウトしたボッタスの前で戻る。ベッテル、グロージャンもピットインし新品のインターミディエイトに履き替えた。
46周目にレース再開となり、フレッシュなタイヤを履くフェルスタッペンは一気に後続を引き離していく。しかし雨が止んだことで路面は一気に乾いていき、ラインドライとなったためその周にフェルスタッペンはピットイン、ボッタス、サインツ、ガスリー、アルボンらもピットインし、セーフティカー中にソフトに履き替えるギャンブルに出ていたストロールが首位に立ち、リスタートと同時にピットインしていたクビアトが3番手に浮上した。
フェルスタッペンはすぐにストロールを抜くが、ストロールはそのまま2番手に留まりクビアトを抑えていく。47周目にピットインしたハミルトンは5秒加算ペナルティをここで消化することとなり12番手まで後退。4番手ボッタス、5番手サインツ、6番手アルボン、7番手ベッテル、8番手マグヌッセン、9番手ガスリー、10番手グロージャンというトップ10になった。さらにハミルトンは53周目のターン1縁石で360度スピンを喫し13番手へ後退する。
ライコネンはハース勢を抜いて8番手に上がり、56周目のターン6ではハース勢がまたしてもチームメイト同士で接触、抜かれたグロージャンが怒りをぶちまける。
それと時を同じくしてボッタスがターン1のイン側縁石でスピンしバリアにクラッシュ。これでまたしてもセーフティカー導入となる。首位フェルスタッペン、2番手クビアト、3番手ストロール、4番手サインツ、5番手ベッテル、6番手アルボン、7番手ガスリー、8番手ライコネン、9番手グロージャン、10番手ジョビナッツィ。ハミルトンは同一周回でウイリアムズ勢の後方14番手という大荒れの展開となった。
60周目にレースは再開。路面はもう完全にドライとなり、ベッテルはターン6でサインツのインに飛び込んで4番手に浮上し、さらに前を追う。ベッテルは62周目のターン6でストロール、そして63周目にクビアトを抜いて2番手に上がった。しかしフェルスタッペンは61周目に1分16秒645のファステストラップを記録、ベッテルを寄せ付けることなく64周を走り切って大荒れのレースを制し今季2勝目を挙げた。
2位ベッテル、3位にクビアトが入り2008年モンツァ以来となる表彰台をトロロッソにもたらした。ストロールは4位、5位サインツ、6位アルボンを抜こうとしたガスリーは、ターン10立ち上がりでインを狙うがアルボンとラインが交錯し追突。ここでリタイアとなり、ライコネンが7位、8位ジョビナッツィ、9位グロージャン、10位マグヌッセン。ハミルトンは0、902秒とどかず11位という結果になった。
(Mineoki Yoneya)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |