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勝率50%を超えてF1シーズンを席巻する絶対王者たちの力【今宮純のザ・ショウダウン】

2017年10月16日

XPB Images

 ハミルトンが初戴冠した2008年は18戦5勝で勝率は低く27.8%、最多6勝フェリペ・マッサを最終戦ブラジルGPのファイナルラップで1点差に退ける奇跡的な逆転だった。2冠を決めた2014年は19戦11勝(57.9%)、3冠達成の2015年は19戦10勝(52.6%)。最強のメルセデスマシンで競い合うチームメイトを圧倒した。

 こうしてみると“トリプル・クラウン”の彼は2冠、3冠とも2桁勝利をおさめ、絶対王者に君臨する存在になっていった過程がよく分かる。

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 もう少し掘り下げてみよう。ベッテルが2010年から4連覇した前の2009年王者バトンは17戦6勝(35.3%)。2007年キミ・ライコネンも17戦6勝(同率)、ライバルたちと接戦の末に競り勝った初戴冠であった。

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 さらにその前、ルノーで2連覇を飾ったアロンソは強敵を相手にタイトル獲得にこぎつけている。2006年は18戦7勝、シューマッハも7勝、両者が最多勝に並ぶ烈しい展開だった。2005年もそうだ。19戦7勝、ライコネンも7勝、この2シーズンとも20代半ばの若き勝負師アロンソはしぶとく、したたかに、いさぎよく戦い、そして獲った。

――チャンピオンのタイトルの決め方はいろいろだ。最多勝で決めたシーズン、高勝率で決めたシーズン、そうではなく最後までせめぎあい決定付けたシーズン。4冠目前のハミルトンはどういう決め方をするのか。アメリカGPから残り4戦を全勝すると20戦12勝、シーズン勝率は自己ベストの60%に。シューマッハ、ベッテルの記録を上回れなくても、いままでとは違う決め方になる。最後は自分への挑戦だ――。

(Jun Imamiya)





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