F1速報

  • 会員登録
  • ログイン



【レースの焦点】ベッテルの勝利をサポートしたライコネンのスポーツ精神/F1第11戦ハンガリーGP

2017年8月1日

 チームはオーバーテイクが叶わなかった場合にはポジションを戻すという条件で、ハミルトンの要求を受け入れた。

 しかし、その結果あらためて確認されたのは“メルセデスは前のマシンの乱気流に弱い”という事実だった。オーバーテイクが難しいコースではあるけれど、問題は、抜けないという以上に“近づけない”現実だ。

「接近するのはすごく難しくなってきた」とハミルトンが訴える。チームは「あと5ラップ、オーバーテイクモードを使っても大丈夫」と励ます。それでも、鉄壁ライコネンに阻まれると、DRSすらほとんど使えなかった。

 ハミルトンがフェラーリを攻撃している間、周回遅れの処理に手間取ったボッタスは大きく遅れてしまった。チームは「ライコネンを抜けなかったらポジションを戻すから、ルイスとの距離を詰めて」と励ますものの、低速からの加速が長く続く区間がないコース、前に近づけないマシンの弱点も災いしてハミルトンとボッタスの間隔は8秒近くまで広がった。

 それでも、最終ラップでは9秒ペースを落としてハミルトンは約束を守った。見事だったのはその精神と、周回遅れのマシンと混走するなか、ボッタスの背後にフェルスタッペンが迫る状況で、巧みにポジション交替を実現した技だ。

■計算され尽くしたアロンソの“カミカゼ”オーバーテイク
 さまざまなかたちで、チームの結束力が試されたハンガロリンク。パワーハングリーではないこのコースに焦点を絞ったマクラーレン・ホンダでは、フリー走行を通してフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンがトップ10内のスピードを維持。予選ではアロンソが8位、バンドーンが9位と、2台そろってQ3進出を果たした。

 大切なのは、バンドーンがFP2でMGU-Hのトラブルに見舞われたケースを除いて、他のチームと同様に、フリー走行で順当な周回数を重ねることができた点だ。

「7〜8位が目標だったから、このグリッドには満足。タイヤの性能低下も小さいし、作戦の幅が狭いことを考えると、スタートでいいポジションを確保し、そのポジションを最後まで維持したい」





レース

7/5(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
7/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号