ホンダ密着:予選のトラブルにより、改良型エンジンの実力は未だ未知数
2016年7月10日
一方、Q3へ進出したフェルナンド・アロンソも、Q3の最後のアタックでちょっとしたハプニングがあった。いったんは8番手のタイムをマークしたものの、コースを4輪ともはみ出したという理由で、タイムが抹消されてしまったのである。予選10番手の1分32秒343はQ3の1回目にユーズドタイヤで記録したタイム。新品のタイヤを履いて叩き出したタイムは1分31秒687だが、コースをはみ出していなければ、どんなタイムだったのかはわからない。
だが、アロンソが4輪をはみ出したのは高速コーナーのコプスで、アドバンテージがあったとしても、せいぜいコンマ1秒程度だったと思われる。つまり、8番手のカルロス・サインツJr.は1分31秒989は確実に上回っていたはずである。それは、長谷川総責任者も感じており、「タイムを抹消される前はトロロッソとフォース・インディアの前にいたので、8番手のポジションからスタートしたかった」と、本来の性能をタイムにつなげられず、ほぞを噛んでいた。
予選の結果に、新しいインテークシステムの本来の性能を100%、発揮することができなかったホンダ。その借りは決勝レース本番で返してもらいたい。
(Text : Masahiro Owari)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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