ホンダ密着:クルマが曲がらない、アロンソがQ3進出も期待の速さ発揮できず
2016年5月29日
では、どうして予選で2台そろってQ3に進出できなかったのか。その理由を長谷川総責任者は「タイヤをうまく機能させることができなかった」と次のように語った。
「今回の予選では(アタックラップに入る前の)ウォームアップに2周使っていましたが、1周目は曲がるけど、トラクションが悪く、2周目はアンダーステアになっていたようなんです」
これはタイヤの温まりが前後で異なっていたことを表す。1周目はフロントのほうが温まりやすく、2周目はリアの温度が適正となって、フロントよりもグリップ力が増すためにアンダーステアになるのである。
その理由として考えられるのが、ひとつはマクラーレンの車体の悪癖で、もうひとつはウルトラソフトの作動温度領域の狭さである。ただし、車体の問題はさておき、タイヤの問題は全チーム同じで、それにマクラーレン・ホンダがうまく対応できなかったことに変わりない。
「期待していただけに残念ですが、これがいまの実力。マクラーレンとエンジニアとも話して、『そこは認めざるをえないね』と言っていました。マクラーレンもホンダもやることはたくさんあるということです」
目標としていた2台そろってのQ3をモナコで果たせなかったマクラーレン・ホンダ。そのモナコで、トップ3チーム以外で2台そろってQ3に進出したのが、フォース・インディアとトロロッソ。その事実を噛み締めていた長谷川総責任者だった。
(Text : Masahiro Owari)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |