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ホンダ密着:フリー走行は出力を抑えてアロンソ7番手、ドライバーからの不満は期待の裏返し

2016年5月14日

 このことは、「今日は持ち込んだ多くの新パーツが機能するかどうかを調べるために多くの時間を費やしたために、まだリアのグリップが不足している」という2人のコメントにも表れている。

 しかし、初日のアロンソは、2回のフリー走行ともトップ10以内をキープ。バトンも2回目のフリー走行では12番手のタイムをマークしており、それほど悪い出来ではないように思える。長谷川総責任者も「ロングランペースはそんなに悪いペースではないと思います」と語っている。

 では、なぜマクラーレンの2人は初日の結果に満足していないのだろうか。それはセッティングが合っていなかったというよりも、走り慣れているがゆえに、もっと良いセットアップになるはずだという期待があったからではないだろうか。特にスペインGPが母国グランプリとなるアロンソが、その思いを強く持っていたとしても不思議はない。フリー走行2回目で7番手のタイムをマークしたアロンソはセッション中、こんなことを言っていたという。

「まったくエンジンパワーがない」
 しかし、長谷川総責任者によれば、特にパワーユニットに問題があったわけではなく、金曜日はフルパワーで走る必要がないので、出力を抑えて走行していたからで、そのことはドライバーもわかっているはずだという。それでも、抑えきれない欲望がいまのマクラーレン・ホンダのドライバーにはあふれているのだろう。

 そのことはセットアップに関しても同じだったのではないだろうか。まったく煮詰めきれていないというより、ドライバーの理想値が高いがために、満足感を得られていない。
 もし、この予測が正しければ、このスペインGPでマクラーレン・ホンダは初めてQ3進出を果たすことになるだろう。

(Text : Masahiro Owari)





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