もちろん、フロントタイヤが脱落して赤旗の原因を作ったヒュルケンベルグを含め、マクラーレン・ホンダ以外のドライバーもアタックに出ており、赤旗が出ていなければ他のドライバーも自己ベストを更新していた可能性はある。マクラーレンによれば「Q2の2回目のシミュレーションタイムは1分36秒台だった」という。もし、それが実現していれば、Q2を6番手で突破したクビアトが1分36秒948だったから、十分にQ3へ進出できたはずだ。

　予選は不運な結果に終わったが、まだレースは終わっていない。くやしさを日曜日にぶつけて戦ってほしい。

　なお、いまだ揺れが続く九州地方の地震について、長谷川総責任者は次のような言葉を寄せた。

「亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます」

　今回の地震で大分県のオートポリスで予定されていたスーパーGTのタイヤテストは中止。熊本県にあるホンダの工場も操業をストップしている。

（Masahiro Owari）

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