F1速報

  • 会員登録
  • ログイン



連載「FACES」第6回:マックス・フェルスタッペン

2016年3月1日

 その兆候はシーズンが始まってすぐ、事実として証明された。

「マックスは自分が何をすべきかということを、とてもよく理解していると思う。マレーシアでは非常に厳しいコンディションのなかで素晴らしいレースをした。ハンガリーの4位も見事だった。そして、スパのオーバーテイクは彼に何ができるかを示す、一番のハイライトだった」

 ベルギーGPの10周目、高速のブランシモンでアウトからフェリペ・ナッセを抜いたシーンはファンの大きな支持を得て、FIAの「アクション・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。エンジン交換によるペナルティを背負い、18番グリッドからスタートして8位でゴールを果たしたレースだった。

「僕は自分にできること、できないことを理解できていると思う」と、まだ17歳だったドライバーは自信を持ってレースを振り返った。

「もし『ちょっとリスキーだな』と思ったら、自分を抑えることもできる。でも、あんなに後方からスタートした場合には、自分のコントロール下においてリスクを背負わなきゃいけない局面もあると思う。ただ後ろに留まっているだけだとポイントを獲ることもできないわけだから」

「ブランシモンのオーバーテイクは、ものすごく難しい動きだった。でも僕はスタブローの出口で、いい加速を得てスリップストリームを生かすことができたから、すべてのパワーを使って……アウト側に出るのは、とてもリスクが大きかったけど、幸いうまく切り抜けることができた」

 躊躇なくアクセルを踏み続け、安定したダウンフォースを得ることによって高いスピードでマシンの姿勢を保つ。行くと決めたときの彼のハートは強靭だ。でも……心に残ったのは、彼が自らの“武勲”を語るのと同じトーンで「それにね」と付け加えた、こんな言葉だった。

「ちゃんとスペースを残してくれたフェリペ(ナッセ)に対して、僕はすごく敬意を感じているんだ。誰かに抜かれるとき、スペースを残すのは簡単なことではないからね。とりわけ、あんな高速コーナーでは! もちろんオーバーテイクできたことは、とてもうれしかった。けれど、同じ年にデビューしたフェリペとフェアにいいバトルができたことにも僕はすごく感激していた」





レース

6/8(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/9(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/10(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン194
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス131
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ81
7位ジョージ・ラッセル69
8位ルイス・ハミルトン55
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング301
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム212
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム124
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム5
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP