2017年F1新規定が決まらない理由
2016年1月31日
新レギュレーション決定の最終期限である3月1日は刻々と近づきつつあり、プレッシャーは高まるばかりだ。この期日をすぎると、2017年からレギュレーションを変更するためには全会一致の同意が必要となるためで、F1ではどんな議題であろうと「全会一致」が事実上不可能であることは歴史が証明している。
もうひとつの重要なテーマは、FIAが2017年からの導入を望んでいるコックピット保護策だ。
数年越しの研究の末、FIAはメルセデスがデザインした「ハロ」を進むべき道として提案したが、ここでもまた問題が持ち上がるかもしれない。ハロをFIA公認の統一部品とするのではなく、チームが自由にデザインすることを望む可能性があり、そうなると個別に強度や適合性のテストを行う必要が生じてくる。
エンジンに関する問題は、良い方向への進展を見せている。「クライアントエンジン」案は棚上げされ、今後のパワーユニットのコストと供給の方針についてもすでに合意に至った。2018年以降、4つのエンジンマニュファクチャラーは年間1200万ユーロでカスタマーチームにパワーユニットを供給しなければならない。これは供給の代価が現在より800〜1300万ユーロも下がることを意味し、マニュファクチャラーは大幅なコストダウンという技術的難題を課されることになる。また、2018年からはシーズン中に使えるギヤボックスが3基までに制限される可能性もあるようだ。
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※スペインGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※スペインGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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