イギリスGP史上初「黒字」の理由は低価格チケット
2016年1月22日
アレンの取った挑戦的な方策はチケット価格だけではなく、数多くの分野で事業の合理化にも着手した。
「多くの供給契約先と再交渉を行い、グランプリ開催にあたるコストを大幅に削減した。入退場の渋滞緩和にも努めたことで、観客の満足度も高くなった。チケットに関して言えば、確かにプロモーションとして平均価格を大幅に下げたが、日曜には2014年の12万人と比較して14万人の観客が訪れている。つまり、さらに2万人の人々が素晴らしいイベントを見るために、お金を支払ったことになる。十分な数の観客を得るためなら、コストは下げられる。かなりシンプルなビジネスのメカニズムと言える」
「前に述べたように、ファンが我々の開催するグランプリを支持してくれて、日曜に20万人を動員することができれば、また翌年には価格を下げられる。そうなれば利益をチケット価格に再投資することができ、ファンからのサポートを維持できる」
「過去の経営体制下のように観客動員が落ちれば『バーニー・エクレストンに支払う金額を捻出するために、価格を上げなければ』ということになる。そうなると少数の観客にしか購入できないチケットとなり、動員数が下がって、また価格の上昇を招く」
「私は、その逆を劇的に行った。いまでは、これが可能であると、みんなが知っている。だが、これで満足してはいけない。これからはどのようにして事業を推進していくかを考える」
イギリスGPの財政状況を改善した中心人物は、さらなる増益を目指す発言をしている。
(Translation:Akane Kofuji/オートスポーツweb )
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |