フォース・インディア、ヒュルケンベルグ移籍を容認
2016年1月7日
ヒュルケンベルグは2015年のル・マン24時間レースでポルシェを駆り、チームメイトのアール・バンバーやニック・タンディと印象的な優勝を飾った。このときマリヤ代表はル・マンに出たいというヒュルケンベルグの希望を受け入れ、参戦を妨げなかった。ヒュルケンベルグが成し遂げたル・マン優勝は、フォース・インディアとは関係のない成果だったが、ファーンリーはチームにとって意味のある出来事だったと認め、マリヤの判断を支持している。
「フォース・インディアにとってセルジオ(ペレス)の表彰台が、2015年の見せ場だったことは明らかだ。だがニコのル・マンでの優勝もハイライトのひとつと考えるべきだと思う。なんとも素晴らしい功績だ。また(他カテゴリーへの参戦を許可しないという)風潮に逆らって、ニコの出場を許した代表のビジョンと意思の強さが、正しい評価を得ることになった」
ファーンリーは、ヒュルケンベルグがル・マンでの功績に加えて、F1で優勝するチャンスを得ることができなかったとしたら不公平だと考えている。
「彼の才能にふさわしいだけの前進が得られればいいと思っている。パドックにいる多くの人々も同意見だ。だが我々も良く知っているように、F1でのチャンスは非常に限られている。彼に機会がめぐってくるように祈ろう」と、締めくくったファーンリー。F1界で確かな基盤を築く中堅チームは、ヒュルケンベルグのキャリアに協力的な見解を示した。
(Translation:Akane Kofuji/オートスポーツweb )
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