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新春企画:F1の技術にまつわる、7つの疑問と答え

2016年1月2日

Q:スチールブレーキへの回帰で、オーバーテイクの問題は解決されるでしょうか。スチールブレーキを採用することで、カーボンブレーキの普及に積極的ではない自動車産業との関連が強くなると思うのですが、どうでしょう?

 1999年にアレックス・ザナルディがウイリアムズのドライバーだったとき、彼はカーボンブレーキとブレーキパッドに慣れることができなかったため、スチールディスクを使用していた。それはメリットにはならなかったものの、スチールが使えるという証明にはなった。当時ウイリアムズのパトリック・ヘッドは「スチールブレーキとカーボンメタリック・パッドの組み合わせによるパフォーマンスが悪くなかったことに驚いた」と言っていた。ドライバーがブレーキを酷使する場合において、熱衝撃の面でカーボンディスクは最も安全な選択肢であり、スチールブレーキはこの点が弱い。技術的なソリューションがあることは確かだが、それでレースがより良いものになるかどうかは疑問だ。問題の原因はストレート上でマシンが生み出すダウンフォースがあまりにも大きく、それが制動距離を短くしていることにある。空力によるグリップが80%まで減少し、メカニカルグリップによって置き換えられたとしても、ブレーキングによるグリップは変わらないままとなる。

 オーバーテイクの問題に特効薬はない。空力によるダウンフォースの大幅な減少と、メカニカルグリップの増加は大きな助力になるものの、サーキット側としても取り組んでいく必要がある。コーナーばかりのコースでは、レーシングラインがひとつしかないということになり、オーバーテイクの機会が失われる。なぜ、ほんの少しバンクのついたコーナーにして、アウト側で別のラインを走れるようにしないのだろう? ソチのコースを見ると、路面がとても滑りやすく他のサーキットとは違うことがわかる。なぜ、この舗装をイン側のレーシングライン用にして、アウト側をグリップの高い路面にしなかったのだろう?





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