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【決勝無線】チャンピオンによる、最後の抵抗

2015年12月2日

 最も理想的なタイミングでピットストップを行ったロズベルグに対して、この時点でハミルトンには3つの選択肢が残されていた。

 定石は相手に呼応してすぐピットへ飛び込むことだが、これでは逆転のチャンスは皆無。だから、はなから選択肢から外れている。

 ひとつめの選択肢はピットストップを数周遅らせ、ロズベルグよりも新しいソフトタイヤで最終スティントにアタックを仕掛けること。ふたつめは、さらにピットストップを引っ張ってスーパーソフトの瞬発力に賭けること。みっつめが、ピットストップを行なわずに1ストップで最後まで走り切ること。

「このタイヤを最後までもたせるには、どのくらいのペースで走ればいい?」
「それは無理だ。ギャンブル過ぎる。ピットインするのが得策だ」

 食い下がってみたものの、リヤタイヤのタレを感じ始めていたハミルトンは説得をあきらめてペースを上げることにした。これで残る選択肢は、ふたつ。

「さっきのラップは良かったが、ニコと11秒差になった。このままではコース上で抜かれるぞ」

「ピットインしてフレッシュタイヤに交換だ」
「あと1周待ってくれ。ストラット12、次の周にピットインする。それが最適なタイミングだ。ロズベルグより10周若いタイヤで走る」

 41周目、ハミルトンはピットへ飛び込んだ。用意されていたのはソフトタイヤ。レースは残り14周。ハミルトンより2周早くピットインしたセバスチャン・ベッテルがスーパーソフトを履いたことを思えば、コンサバティブな選択だったかもしれない。





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