跳ね馬を牽制「チーム間の情報共有禁止」を明文化
2015年11月30日
元F1ドライバーでBRDC代表のデレック・ワーウィックが先導し、アブダビGPで開かれたスチュワード・ミーティングにおいて、先々のレギュレーションを明瞭にするための措置が取られ、ルールの悪用は不可とすることになった。
FIAは、各チームの空力開発に制限をかけ、研究費用の高騰を防ぐという意図をレギュレーションを通して明確化。スチュワードの決定には、リストに記された空力パーツの形状や表面に関する情報をチーム間で共有してはならないという項目も含まれている。
最も重要なのは、レギュレーションの裏をかくと見なされる行為をリスト化し、この有効期間を発行当日からとしたことだ(下記一覧参照)。これには『空力テスト制限の目的は、各チームが実施できる空力開発量を制限することにある』と明文化。さらに『いかなるチームも、たとえば第三者に代理で空力開発を行わせるなどの方法で、この制限を回避してはならない』ともある。要するに、あるチームが他チームを利用して、自分たちのチームのために空力開発をすることは許可されない。
FIAはメルセデス、レッドブル、フェラーリ、ウイリアムズ、フォース・インディアから口頭での提案が、またマノーからも文書での提案があったことを明らかにしている。事前にやりとりされた文書はFIAとフェラーリ、ハース、レッドブル、メルセデスとの間で精査され、さらにFIAの監査役と調査官がチームの設備を視察しに訪れた際の報告書も精査されている。
今年の初頭に行われたFIAの調査では、フェラーリの風洞設備はレギュレーションの範囲内で稼働しているとあり、フェラーリがハースに割り当てられたテスト時間を、自らの利益のために利用していないことが確認されている。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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