キミ・ライコネン 決勝=3位
「いい週末だった。順調だったよ。マシンのハンドリングはよかったし、何の問題も起こらなかった。決勝ではペースにも満足できたし、すべてがスムーズだった。ピットストップで少しだけロスがあって、多少遅れが出た。メルセデスと本格的に戦うことはできなかった。今日はもう少し近づけたんじゃないかと思うけど、3位はまずまずのリザルトだ。もちろんいつだって優勝したいし、優勝争いしたいと思っているけどね。去年の状況を考えると、チームの全員が本当によく頑張ったと思う。今年は最初から最後までずっとマシンにはすごく満足していた。リザルトもよくなっていった。来年はマシンがまた新しくなり、新しいチャレンジが始まる。今年は大きく進歩した。来年も今年と同じように取り組み、常に向上し、チーム一丸となって作業に当たる必要がある。来年どうなるかなんて誰にも分からない。予測するのはまだ早い。ベストを尽くした上で、ライバルたちの動きを見てみよう。時がたてば分かるよ。今年はずっと速さはありながらも、時々ミスやトラブルがあった。そのために最終的にあまりいい結果を出せないことが何度もあった。でも今週末はすべてがうまくいき、スムーズだった。ただ、ベストは尽くしたけれどメルセデスのふたりを倒せるだけの力はまだなかったね」
セバスチャン・ベッテル 決勝=4位
「もちろんまた表彰台に上りたかったけど、今日は僕らチームにとってこれが最大限の結果だったと思う。序盤にかなり時間をロスしたが、最後まで順位を上げようと努力し続けた。ペースはよかったよ。最初と最後のスティントが特によかった。マシンは好調で、何度かオーバーテイクもできた。すごく楽しかったし、ハッピーだ。キミ(・ライコネン)とは違うタイヤ戦略で走っていて、いずれコース上で出会うことは予想していた。キミが後ろから近付いてきたら、メルセデス勢に接近できるよう彼にポジションを譲るのは当然のことだった。残念ながらメルセデスを苦しめるには至らなかったけれど、少なくとも彼の邪魔はしたくなかった。今シーズンに満足すべきだと思う。もちろんメルセデスに追いつくための最後のステップを上るのが一番大変なのは分かっている。でも1年前の状況を考えれば、今年は奇跡のようなシーズンだったと思う。1年でこれほど大きく進歩したチームは他にないんじゃないかな。今ガレージには皆の笑顔があふれている。来年はもっと笑顔の数を増やしたい。今、このチームの一員であることがすごく嬉しい。フェラーリとの最初の年がこんな素晴らしいものになるなんてね。これからももっともっといい年が続くことを願っている」
セルジオ・ペレス 決勝=5位
「強力なパフォーマンスを発揮してシーズンを締めくくれるなんて最高の気分だ。今週末のすべての流れに満足だよ。予選も決勝もね。今日は(セバスチャン・)ベッテルに勝つためにかなり攻めたけれど、スーパーソフトでの彼のペースはとてもよくて、押さえ切ることなんてできなかった。その後のレースは特に何事もなく、大きなドラマも起きなかった。タイヤの管理に集中して走った。4位を走っていた時、ベッテルのピットウインドウ内にとどまろうとプッシュしていたら、タイヤが終わってしまい、終盤(ダニエル・)リカルドに追いつかれた。幸い彼からポジションを守れるだけの余裕はあった。今日は僕らに可能な最大限の結果を出したと思う。自分たちのパフォーマンスを誇りに思っていいだろう。今シーズンを振り返ると、僕にとってF1キャリアの中で最高のシーズンだったし、チームにとっても最も成功した年だった。来シーズンには大きな可能性がある。さらに上を目指すよ」
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