F1新エンジン:メカクロームも供給の意志示す。 2チームとの契約希望
2015年11月25日
メカクローム・グループのレーシングアクティビティーズディレクター、ジャン−シャルル・ライラは、比較的短期間で新F1エンジンを用意できると語った。
「数カ月前に2016年以降のGP3エンジン供給契約を結んだ。このエンジンは3.4リッターV6だ」とライラ。
「2017年以降のGP2シリーズへの供給契約も結んだ。これは3.4リッター・ターボV6だ」
「FIAの提案で求められているのは最大2.5リッターのエンジンだ。我々のエンジン開発のベースはFIAの要求に完全に対応している」
「リソースとキャパシティに関しては全く問題ない。メカクロームでは6カ月のうちにエンジンの構想を立て工業化するという作業が行われている。我々にとっては計画期間は十分余裕がある」
インディペンデントエンジンを供給し続けることが経済的に可能かという問題に関しては、ライラは、2チームと契約できれば採算が取れると述べている。
「その面では他より我々の方がハードルは低いと思う。すでにいい基盤が用意されているからだ。もちろん開発作業は必要だが」
「我々の評価では、少なくとも2チームに供給できれば経済的利益が見込め、FIAが定める目標を達成できる。2チーム4台というのが我々の評価の結果だ」
「メカクロームが他と異なるのは、我々は非常に長い間、F1に関与してきたということだ」
「これまで大規模なプログラム多数を並行してうまく行ってきた。それだけの人的・技術的リソースを持っているのだ」
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