今宮純によるロシアGPドライバー採点&短評
2015年10月13日
☆☆☆ フェリペ・ナッセ
ザウバー起死回生アップデートの効果をなかなか引き出せずにいたが、ようやく6位。34周ロングスティントではスーパーソフトタイヤでペースを維持、チームの期待に応えた。トロロッソに11点差、コンストラクターズ7位攻防戦も佳境に。
☆☆☆ フェルナンド・アロンソ
いまやるべきことは新パワーユニット開発のための実戦テスト。250戦目を最後列からスタートせざるをえない空しさを噛み殺し、10位でフィニッシュ。16コーナーでのコース幅走行違反によって11位降格となったが、ワイドラインで攻めるしかなかったのだろう。
☆☆☆ ニコ・ロズベルグ
頭脳派ニコの持ち味、限られたフリー走行データからエンジニアたちと「推定セッティング」を構築。予選3セッションすべて1位は昨年完勝したブラジルGP以来、流れを自分のもとに引き寄せていた。ところが耳を疑うようなスロットル系トラブルが発生、恐ろしい状況に陥り、リタイア。ランキング3位転落は昨シーズンから初めての事態、これでタイトル争いのプレッシャーがなくなり、気持ちを切り替えていけるか。
☆☆☆ ルイス・ハミルトン
鈴鹿の勝利で3冠目が見えた彼の走りは金曜から、やや精彩に欠けるような気がした。スタートでロズベルグの背後につけ、2コーナーまでスリップストリームを駆使。だが、アウトサイドから無理はせずに引き下がった。勝負を急がず、追尾する戦法をとったのはレースペースのデータが少ないので、じっくり構えていこうと判断したから。するとライバルが消え、2番手以下をコントロールする走りに移行した。163戦42勝、通算勝利数でアイルトン・セナを抜き、セバスチャン・ベッテルに並んだ。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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