F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F速分析:後半初戦。メルセデスはやはり盤石か

2015年8月22日

 ただ、ロズベルグのタイヤバースト、およびマーカス・エリクソン(ザウバー)のクラッシュによって、FP2では2回もの赤旗中断があったため、各チームはじっくりとロングランを行う時間を失ってしまいました。結果、どのマシンがレースペースに優れているかを把握することは、現時点では非常に困難です。しかし、僅かながらも各チームが実施した連続走行から、そのレースペースを想像してみましょう。

 レースペースでも、やはり一番速そうなのは、メルセデスAMGです。ロズベルグとハミルトンは、ソフトタイヤを履いての連続走行を実施しました。彼らのペースは、1分54秒台後半で綺麗に揃っており、4〜5周という短い走行ながらも、デグラデーションの傾向はほとんど見られません。つまり、レースでも強さを発揮するのは、おそらく間違いないと思われます。

 トロロッソのカルロス・サインツJr.は、メルセデスAMGと同じように1分54秒台後半から、ソフトタイヤを履いての走行をスタートさせました。しかし、彼のペースからは、大きなデグラデーションの傾向(4周で1秒強、つまり1周あたり約0.25秒タイムが下落していました)を見て取ることができます。走り出しのペースは優秀と言えますが、とてもメルセデスAMGに太刀打ちできるような戦闘力があるようには見えません。サインツJr.も走行終了後、「このコースは僕らのマシンには合っていない」と、冷静な分析を示しています。

 タイムシート上では下位に沈んだウイリアムズは、レースペースでは浮上してきそうです。バルテリ・ボッタスは5周の連続走行をソフトタイヤ装着で行っていて、1分55秒台前半から後半にタイムをまとめています。デグラデーションの傾向も見えません。メルセデスAMGからは大きく離されたペースではあるものの、2番手を争ううちのひとつということになりそうです。

 セッション終了後、ボッタスは「今日のタイムは僕らの力を正確に反映したものじゃないから」とコメントを残せば、チームメイトのフェリペ・マッサは「トップを狙いにいかないのは、ウイリアムズにとっては典型的な金曜日だから」と語っています。土曜日以降、彼らがどれほどパフォーマンスをアップさせてくるのか、非常に楽しみなところです。フォース・インディアも、周回数はそれほど多くはありませんでしたが、ウイリアムズに近いペースで走行を行っており、彼らが予選/決勝でどのようなパフォーマンスを示すのかも、注目されるところです。





レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
6/29(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/30(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号