【決勝無線】勝てるチャンスとロズベルグの打算
2015年7月30日
実は、この直前にハミルトンへ、レースエンジニアのピーター・ボニントンから無線が飛んでいた。
「このスティントをできるだけ長く引っ張る作戦に切り替える。プライムタイヤでの走行距離を、できるだけ減らすためだ」
第2スティントでソフトを履いたハミルトンは、最終スティントで“ハズレ”のミディアムを履くしかない。前を行くフェラーリ勢も同じだった。
「良いラップタイムだ。そのままプッシュし続けろ」
ロズベルグが気を持ち直し、ロスから檄を飛ばされた矢先、42周目にニコ・ヒュルケンベルグの事故によってバーチャルセーフティカー状態に。その瞬間、ロズベルグはターン12にいた。そしてチームの指示を受けて、ピットへと飛び込んだ。
そこで装着されたのはソフトではなく、ミディアムだった。だが、これはロズベルグの希望を受けて決められたことではない。
「残り27〜28周の段階だったので、我々はミディアムタイヤを用意していた。もし、もう1周バーチャルセーフティカー下で走っていたら我々はソフトに換えていただろう。そうすれば、ニコが勝っていた」
そうメルセデスのトト・ウォルフは語り、ピットインまでの時間があまりに短く、ロズベルグとタイヤ選択について相談できなかったことを悔やんだ。
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※スペインGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※スペインGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |