【今宮純】ハンガリーGPドライバー採点&短評
2015年7月29日
☆☆☆ ジェンソン・バトン
幅10m程度の狭いコースだからこそ、見切りの技が際立つ。接触多発した混戦をスマートに切り抜けて9位入賞。フリー走行から、セクター2で持ち味の流れるリズムが感じとれた。連続コーナーでの「バトン的トラクション・コントロール」、彼なくしてマクラーレン・ホンダいまの17点はない。
☆☆☆ カルロス・サインツJr.
スペインのファンには手に汗握るバトルだった「アロンソ対サインツ」、やや遠慮気味の新人に敬意が見られ、大先輩は各コーナーでにらみをきかせた。パワーロスによるリタイア3戦続きは無念、それでも大先輩とのコース上の駆け引きレッスンで学んだことがいっぱいあるだろう。
☆☆☆ キミ・ライコネン
前衛がベッテル、後衛はライコネン、初めて見るふたりのダブルス・フォーメーション。アイスマンがNo.2ガード役に徹した序盤、5年ぶりのフェラーリ完全制覇がちらついたが、なんでこうなるの……。MGU-K失速の末にリタイア、満員スタンドに今年も大勢いたフィンランド・ファンがっくり。
☆☆☆☆ ダニール・クビアト
2位でも、はしゃがなかった彼。かつて動乱があった国で、21歳のロシア人は政治や歴史までわきまえたのか表彰台では控えめだった。コース上であれだけやりあったあとの冷静さ。すくすく成長する様子が、こんなところにも見てとれる。
☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン
父ヨスの初表彰台はハンガリー、あとひとつの4位入賞が進化をさらに加速するだろう。波乱万丈レースを戦い抜くには、ただ速さだけではないことを知ったはず。トロロッソとしては2008年セバスチャン・ベッテル以来のリザルトで、ルノー・パワーユニット勢の2-3-4位にも貢献。
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※スペインGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※スペインGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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