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【レースの焦点】最高のグランプリは、君のもの

2015年7月27日

 勝利への道がはっきりと見えたのは、スタートの瞬間──3番手グリッドから一気にメルセデスの2台を抜き去ると、僚友キミ・ライコネンが続いた。

「キミは僕より1列後方からスタートしたんだから、最初のふたつのコーナーでメルセデスを抜いてくるなんて、とんでもなく素晴らしい仕事をしたんだと思う」

 そしてフェラーリの2台は、スタートで前に出ただけでなく、3番手ニコ・ロズベルグとの間隔を広げていった。ロングランのペースも快調だった。

「無線でキミのトラブルを知らされたときは本当に残念だった。MGU-Kを失うと大きくパワーを失ったうえで、システム全体にいろんな誤作動が起こりはじめるから、キミはリタイアするしかなかったんだ。今日はフェラーリにとって素晴らしい日になったけど、ワンツーを飾れたら、もっと素晴らしかったのに」

 ライコネンのリタイアは、セーフティカーが明けるとロズベルグの攻撃が始まることも意味していた。幸いなことに、ニコが最終スティントに選んでいたのはベッテルと同じミディアムタイヤ。それに、きれいな空気を受けて走ればタイヤの管理もずっと容易になる。メルセデスをDRS圏内まで近寄らせないコントロールでベッテルは首位を守り続けた。

 マレーシアGP以来の期待は、表彰台を離れただけで批判に変わり、フェラーリの危機がささやかれた。ライコネンがあれこれ言われるのも、チームメイトとして決してうれしくはなかった。スクーデリアのこと、ビアンキのこと──きっと、たくさんの思いを胸に走ったハンガリーの週末だった。任務を完了し、解放されて饒舌になったベッテルは、自分のレースには99.8%満足しているけれど、ここではハンガリー伝統の磁器のトロフィーを楽しみにしていたのにと、0.2%の不満の理由を説明した。





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