ホンダ密着:走りこめない苛立ちと新仕様への期待
2015年6月20日
信頼性だけでなく、レッドブルリンク特有のレイアウトもホンダの頭を悩ませている。
「ラップタイムが1分10秒前後で、あっという間に周回してしまう。2本のストレートがあって、そのストレートエンドはハードブレーキングだが、ブレーキング時間は決して長くないので、エネルギーの回生が難しい。にもかかわらず、上り坂があるのでパワーが欲しい。エネルギーのマネージメントが難しいコースなので走り込みしたかったが、やり切る前に走行を終えざるを得なかった」(新井総責任者)
満足な状態で十分に走り込めなかった2台のマシンは、車体のセットアップだけでなく、エネルギーマネージメントのセッティングも完了することなく、初日を終えることになってしまった。もちろん金曜日の夜にマクラーレンとホンダのエンジニアは少ない走行データを解析して、土曜日に向けて、できる限りの改善を行ってくるだろう。しかし、それはライバルたちも同じ。「初日フリー走行の順位は正直なポジション」だと、新井総責任者は厳しい戦いを覚悟している。
しかし、金曜日の午後からショートノーズの新空力パッケージをまとって走り始めたアロンソのマシンは、まったくセッティングできていない状態でレッドブルのダニエル・リカルドより速く、ロングランをチェックしていたウイリアムズ勢とコンマ5〜8秒差。予選までに、どこまでタイムを伸ばせるか。厳しい状況下にも、期待を感じるオーストリアGP初日となった。
(尾張正博)
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※イギリスGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 255 |
2位 | ランド・ノリス | 171 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 146 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 124 |
6位 | セルジオ・ペレス | 118 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 110 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 45 |
10位 | ランス・ストロール | 23 |
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※イギリスGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 373 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 302 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 295 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 221 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 31 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 27 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 4 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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