GP直送:マノー、ホンダ変更説には「ノーコメント」
2015年6月19日
2014年のオーストリアGPには22台がグリッドに並んでいたが、昨年限りでケータハムが消滅し、今年は20台。次に撤退の危機に瀕しているのは、昨年ケータハムと争っていたマノー・マルシャである。彼らが財政的に厳しいことは今シーズン唯一2014年型のパワーユニットを使用していることからもわかる。マノー・マルシャはカナダGPに新しいパワーユニットを投入したが、それも昨年型のものだった。
「いまさら隠し立てしてもしょうがない。我々が使用しているパワーユニットは昨年型だ。フェラーリやザウバーが使っているものとは違う」とマノー・マルシャの社長であるグレーム・ロードンは明言する。しかし、噂されているホンダのパワーユニットへスイッチする可能性について尋ねると「ノーコメント」と口をつぐんだ。2016年にハースがF1に参戦すればフェラーリ陣営が3チームに増える。さらに、かねてよりホンダ側が「もしマクラーレン以外からパワーユニット供給の要求があれば前向きに考える」というスタンスを崩していないことも噂の背景となっている。
また、マクラーレンはマクラーレン・テクノロジーを通して、マノー・マルシャと技術提携を結んでいた時代がある。つまりフェラーリとハースの関係のように、カスタマーカーとは違う方法でマノー・マルシャとパートナーになる可能性もあり、そうなった場合パワーユニットは当然ホンダが使用されることになるだろう。
この時期から、2016年の新車開発に向けた作業が本格的に始まる。オーストリアGPでは目前の勝負だけでなく、翌年に向けた戦いもヒートアップしている。
(尾張正博)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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